引続き『
バガヴァッド・ギーター』の第9章から
第9章33節
【いわんや福徳あるバラモンたちや、王仙である信者たちはなおさらである。 この無情で不幸な世に生まれたから、私のみを信愛せよ。】
ここでは、バクティー・ヨーガの真髄が説かれています。
その前の32節で
【実に、私に帰依すれば、生まれの悪い人でも、婦人でも、ヴァイシャ(実業者)でも、シュードラ(従僕)でも、最高の帰依に達する。】
と・・・
ここでまた、カースト制度(ヴァルナ制度/四姓制度)がでてきます。
ヴァイシャは一般市民階級です。
マハトマ・ガンジーさんも、このヴァイシャという階級でした。
そして、シュードラは奴隷階級のことです。
ここでは、低いカーストの人でも救われるのだから
バラモンは救われて当然という考え方が説かれています。
バクティー = 他力 です。
信愛することで救われます。
自分が努力をするから(自力) 救われるというのではなく
大きな力が働いて(他力)救われるという考え方です。
小さい頃から
普通に ”努力” すること ”頑張ること” が大切だと言われ育ってきました。
でも、YOGA(アーサナ)のレッスンで先生に
「頑張らなくていいんです」 って言われ
「もっと 力を抜いて」と言われ
「感じなさい」「見つめなさい」「きづきなさい」と言われ
目が覚めました。
自分の力には限界があるので
最終的な段階では” 他力 ”になると成瀬先生もおっしゃっています。
目に見えない 大きな力で最終的には全てが決まってしまうのだろうけど
まだまだ修行の足りない私は・・・ ジタバタしています。
またこのバクティーの考え方も日本の仏教との対比が面白いので
その続きはまた明日~♪
バクティーも奥が深い!!!!!