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テーマ:■ヨガ・ピラティス■(2557)
カテゴリ:YOGA
9月のY.L.S.のアーサナの学習では
『ヨーガ・スートラ』の中で説かれているアシュターンガ・ヨーガ「八支のヨーガ」 1、ヤマ 禁戒:五つの禁じられている項目 2、ニヤマ 勧戒:五つの勧められている項目 3、アーサナ 坐法:心統一のための坐り方 4、プラーナーヤーマ 調気法:呼吸の仕方と停止 5、プラティアーハーラ 制感:感覚器官のコントロール 6、ダーラナー 凝念:一点に集中すること 7、ディヤーナ 静虜:一点集中が深まった状態 8、サマーディ 三昧:心の働きがなくなった状態 の中からヤマを学びました。 サーンキヤ哲学の実践がアシュターンガ・ヨーガです。 この8つに分かれているものを段階ととらえるか? 部分でとらえるか?など興味深いお話をたっぷり聞くことができました。 また旧約聖書の「モーゼの十戒」や禅の「十牛図」、仏教の「五戒」、ジャイナ教の「五戒」などの戒律についても説明がありました。 本当に深いです。 ヤマとニヤマはアシュターンガ・ヨーガの中でも最初に学ばなければならない学習だとされています。 ヤマは「禁戒、制戒、自制」などと訳され道徳的な戒めととらえることがありますが、 それだけではなく、ヤマの目的は修行者の心が揺れ動かないように、 心の安定や平静さを与えることにあるそうです。 そして、ヤマの五つの戒めをどのくらい厳守すればよいか?という基準を客観的に設けることはできないようです。 ヤマが心の平静さを得るためにあるとすれば ヤマを厳守することにこだわり続けたために かえって心が乱れることがあれば ヤマ本来の意味が失われてしまうことになります。 コレ、またまた深いです。 良いものだと思うことを実践するがあまりそこにエゴがうまれることがあります。 例えば、私にとってYOGAはとっても素晴らしい手段だけど それを家族に押し付けることはエゴ。 だから家族でアーサナを実践しているのは私一人だけど アーサナを行わなくても実はみんなカルマ・ヨーギーなんですよね♪ Y.L.S.の学習で成瀬先生は ヤマの中の【アヒンサー】の項目でシヴァーナンダさんのお話しを例にとって教えて頂いたのですが、これがまた心に響くんです!! シヴァーナンダさんは「人を傷つけないことだけではなく、自分も傷つけられないようにしなくてはならない」と・・・ これは自分が傷つけられると周りに対してもアヒンサーな気持ちが持てなくなるということなんです。 この実践・・・ 容易ではありません・・・。 また、食事と【アヒンサー】の関係では、前にも紹介しましたが 中谷美紀さんのインド旅行記(北インド編)に出てくるラム先生が成瀬先生とまったく同じことを言っています。 『8月17日 全ては過ぎ去っていくもの 「しかし、YOGAの本質について誤解されることが多いのもたしかです。 例えばYOGAの禁戒の中に、暴力があります。 非暴力とは当然のことながら不殺生も含みますが、 不殺生を完全に貫くことは不可能です。 私達が息をする度にたくさんのバクテリアが死にます。 ジャイナ教では、こうしたことを避ける為にマスクをしていますが、不 殺生を曲解した例です。 ジャイナ教の創始者はそうした極端な不殺生を説いたつもりはないはず です。 食べ物はどうですか? 肉を食べたければ食べてもいいでしょう。 それはあなたの選択によるものです。 しかし、忘れてはならないのは、肉を食べるということは、動物を殺すことを推奨しているという意味にもなると言うことです。 それでも食べたければ構わないでしょう。 ただし最低限に控えるべきです。 野菜という選択肢もあるのですから。 しかし、野菜とて生きているのです。 完全なる不殺生は私達が生きている限り不可能です。 だからこそ、最小限に抑える努力をすべきなのです」』 インド旅行記(1(北インド編)) 以上 中谷美紀『インド旅行記 (北インド編)』より抜粋。 また、同じくY.L.S.で一緒に学んでいるM氏のブログも とっても参考になるので 紹介させて頂きます ヨーガ・ライフ・ソサエティ The Yoga Life Society (Y.L.S.) 禁戒 http://ameblo.jp/bolt/ ヤマについてまとめようと思ったら長~~~~~~くなっちゃったので 今日はここまで~ 長くなってしまってごめんなさい。 お付き合い頂きましてありがとうございます♪ 写真はY.L.S.の学習のあとのお食事で頂いた銀杏です♪ お口の中に秋が一杯になりました~♪ 次回はサティヤについて♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.05 22:19:16
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