ひとみさんの桜
桜が咲き始めた頃、ひとみさんから絵手紙が届きました。その日は他の郵便物が何一つなく、ひとみさんのはがきだけ。これもまた不思議な感じ。本当に優しいタッチで描かれた桜に、心の中まで淡いピンクで塗られるような幸せな気持ちでした。表面を返して見ると、やわらかく心の底まで染み込む文字。「何年後かなひろちゃんちの桜」玄関でじーっと座り込み、目と鼻の奥がツーンとするのを感じていました。私のブログを読んでくれて、我が家の桜の事を思ってくれて、こんなステキな絵手紙書いてくれて、もう色んな感情がごちゃまぜになって、あーやっぱり・・・涙出てきた。どうもひとみさんの言葉に私の涙が出る方程式があるみたいです。帰宅した夫に「これ見て~。ひとみさんが書いて送ってくれたんよ~でね、裏面にねこう書いてくれとんよ・・・」話す声は、涙声で震えていました。ひとみさん、うちの桜、今年まだ咲いてくれんのよ。葉っぱばっかり元気なんよ。今年はやっぱり無理かな・・・でもいい。心は満開胸いっぱい。何年後かに咲いたら、一番にひとみさんに報告するからね。