おじさんから
天神さんで桜を見て、写真を撮って、抱っこで土手へ移動していた時、畦道の草刈りをしていたおじさんが「弱っとるん?」と言いました。たしかにそう見えるよね。抱っこしていた理由は、畦道がとっても狭かったから、向こうから人が複数人来ていたから、なんですけど、「いえいえ、弱っていないですよ。とっても元気ですよ。」とも言い難い。そのおじさんは初対面の方で、シニアワンコと暮らしているそうな。そこで分かれ、土手でウロウロしていましたが、同じ所を行ったり来たりで、なかなか前に進まない。そんな様子を見ていたおじさんは、我慢できなくなったのでしょう・・・こちらに向かって何か叫んでいました。興味深い話を大きな声でし始めたので、私はゆっくり聞くため、おじさんの近くに戻りました。おじさんちの14歳のワンコは、「去年もうダメやと思うくらい弱っとったけど、●●を飲んだら元気になったけん、試してみるかね?」「家はそこやけん、取りに行ってあげらい」コラーゲン!それと、病院専用のサンプルフードをたくさん。ちょうど大ちゃんも食べたことがあるフードでした。もう一度書きますが、おじさんとは初対面です。初めて会った私たちに、ここまでしてくれるなんて。私がよっぽど悲しそうな顔をしていたんでしょうか?辛そうな雰囲気だったのでしょうか?今一番欲しいものが伝わっていて、感動しました。ちょっと涙ぐみながらお礼を言いました。「今、ちょうどくじけそうだったので」と言うと、「家族やけんな、あきためたらいかんよ!」と力強く言ってくれました。私は「ハイ!!!」と返事しました。シニアワンコの飼い主さんの言葉はホンモノです。同じことを経験していらっしゃるから、キレイ事を言いません。人の優しさに触れて、本当に私は幸せ者だと感じました。こんなにたくさん、散歩バッグに入らないので、空いたスリングに入れました。便利~!感動に浸りながら家に向かっていると、さらなる感動が待っていました。(続)