思いもかけずチケットが取れたので有休を取って娘と観戦。
夕暮れ球場縁日、去年より商品のバリエーションが少なくなったみたい。
それでも久しぶりに童心に戻って射的やダーツで楽しんだ。

久保と吉見の投げ合い。
初回いきなり荒木をヒットで出すと大島に送られ、森野のツーベースで早々と先制を許すと、２死から和田にもタイムリーを打たれ、始まって僅か５、６分の間に２点差をつけられる。
以前ほどの苦手意識は無くなったとは言え、唯一負け越している中日相手にこれは痛いハンデ。

しかし、２回裏、ブラゼル、金本、城島の３連打で無死満塁とすると浅井がセカンド後ろへハーフライナー。
荒木が飛びつくもポロリと落とし、バックホーム間に合わず１点差に。
打球が打球だけにランナーがまったく走っていなかった。
荒木がホームに投げたときに金本がようやくスタートしたぐらいなので、１点にこだわってなければゲッツーを取られてたと思う。
記録はヒットだけど、厳しい見方をするとあれは野選。

なおも無死満塁でバッターは久保。
三振に終わったけど、打ち気満々でよく喰らいついていった。
オールスターで森野にバッティング理論を教わっただけあるわ。

鳥谷は浅い外野フライに倒れて２死になるものの、平野が初球をレフトに弾き返し同点に追いつく。
無死満塁から１点止まりだったら、また中日の術中にはまってたかもしれない。そういう意味でも平野のタイムリーは大きかった。

４回には城島がレフトへ叩き込んで勝ち越し。
その後２死から鳥谷、平野の連打でチャンスを作るがマートン凡退でＨＲの１点止まり。
マートンは最初の打席でヒットを打ったけど、その後３打席は音なし。
復調にはまだもうちょっと時間がかかりそう。

久保は２回以降ランナーを出したのは６回の森野への四球と７回の谷繁のヒットだけ。
本来の調子に戻ったというより、突然進化したというような内容。
８回、大島に四球を与え、森野にヒットでつながれたところで降板したが、１２奪三振の素晴らしいピッチングを見せてくれた。

２死１・２塁でバッターはブランコ。
ここで真弓監督は球児を起用。
球児はブランコを三振に打ち取り、この回を切り抜けると、９回も無難に抑え１点差勝利。
和田との対戦では最速１５６キロのストレートを見せてくれ、絶対に負けられないという強い気持ちを見せてくれた。

先ずは緒戦を取れて良かった。
こっちはこのカードを最初のヤマ場と見て球児をイニングまたぎで起用しているのに、なぜか落合監督は８回のピンチで浅尾を使わなかった。
勝負は９月と見ているんだろうか。

プロ野球 オーナーズリーグ 2010 OWNERS DRAFT 01【阪神タイガース】久保　康友【ノーマル（W）】