８月の打率が１割台と、深刻な不調に陥っているマートンがスタメン落ち。来日２年目で日本の夏が合わないという事は考えにくいんやけど。ここのところ全力疾走をしていない場面をよく見る。この日も代打出場でゲッツーに終わったが、１塁へ流すような走塁。バッティングの時の体重移動がしっかりと出来ていない事も合わせると、ひょっとしたら左足を痛めてるんとちゃうか。故障じゃなかったらメンタル面の問題としか考えられん。

初回、平野のスリーベースでチャンスを作ると、新井がサード強襲のヒット内野安打で先制。クリーンヒットでないのがモヤモヤするところだが、とりあえず初回のチャンスをモノにすることができた。

先発の蕭は変化球のコントロールがままならない様子。それでもしっかりと三振は奪えていたが、時折決め球が甘く入るのを打たれていた。
３回、木村にサードゴロエラーで出塁されると、栗原にカウントを整えに行ったスライダーをレフトスタンドへ運ばれて逆転を許した。このボールも甘かったなあ。

ところで、新井は５回にも１塁悪送球で２つ目のエラー。最近新井のエラーが目立つ。エラーとならないまでも１塁への送球が乱れたり、内野安打にしてしまう事が多い。下半身がへばって来てるんとちゃうか。鳥谷にしてもそうだけど、フルイニングにこだわらず、適度に休養日を作った方がええんちゃう。今シーズンは特に日程がハードなんやし。

逆転されたその裏、柴田、平野のヒットで１・３塁とすると、鳥谷のタイムリーで同点に追いつく。尚も１・３塁のチャンスだったが新井は三振。こういうのが４番として物足りないところ。続くブラゼルも三振だったが、その前にジオのボークで３塁ランナーがホームインして再逆転。

しかし、その直後の４回表、先頭のバーデンにツーベースを許すと、嶋四球で無死１・２塁。続く石原の送りバントは３塁封殺したが、ここで広島ベンチはジオに代わり石井琢を出してきた。こっちも蕭を諦めて小嶋にスイッチ。小嶋は石井琢を三振に取ったが、続く東出にタイムリーを打たれて同点にされた。

７回、金本がライト上段のフェンスに当たる大きなソロホームランで勝ち越し。肩をかばった様子もなく、以前のようなバッティングが戻って来ているようだ。

８回は当然小林宏。１死からバーデンにライト前ヒットを許すと、代走赤松に盗塁され１死２塁。ここで嶋をショートゴロに打ち取ったと思ったが、赤松がセオリーを無視してスタート。鳥谷がサードにボールを投げるが、これが赤松に当たって同点のホームインを許すと、続く石原にタイムリーツーベースを打たれて再々逆転を許してしまった。
小林宏はこれで５敗目。防御率は福原の方がええんよね。もうコバヒロがセットアッパーという幻想は辞めようや。

悪くても勝ち越しと見込んでいた広島戦だったが、最悪の３連敗となってしまった。２、３戦目はお互いに先発が早々に崩れてグダグダの試合。あのヤクルト戦以来、選手に疲れが出ているのか。特に投手陣が踏ん張れなくなって来ているのが心配や。

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