エコツアー(4)フライブルクの環境都市たる所以
朝5:25に静かに起きる。部屋は相部屋で私の他に4人の方がまだ寝ているのだ。そーと部屋を出て1階の玄関付近で朝の読書をする。朝食後、英揮さんたちと路面電車トラムに乗ってフライブルクの環境都市たる所以を見て回る。パークアンドライド・ゴミ発電所・森・クラインガルテン・消灯市役所などである。たまたまゴミ発電所が開いていた。中に入って見学したい旨を話すと快く承諾されてうれしいのだ。日本ならまず考えられないだろう。見学は事前に連絡を入れてからにしてください、とかなんとかきっと言われるはずだ。生ゴミから出るメタンガスを燃料に電気を作る。メタンガスが抜けた生ゴミは良質の堆肥になるという。まさに一石二鳥のゴミ発電所で日本にある巨大ゴミ発電とは全く違う。昼食後と言っても私は食べないからレギオカルテを英揮さんからもらってフライブルク市内をあちこちまわる。昨夜スーパーで買った缶ビールの缶をスーパに返しに行く。ドイツではビールの缶もデポジット制になっているのだ。レシートを見せ缶を渡すと25セント返ってきた。およそ30円くらいである。これなら缶は捨てずに持っていくなあと25セントを眺めしばし感心する。中心街に行き人とトラムが行き交う風景をデジカメで撮る。きのうまでイースター休日だった。今日からは平常通りに町が動き出し何とも賑やかで活気にあふれている。少々寂れ気味の我が町・箕面にもトラムを通せば、きっとこのような活気のある賑わいやってくるに違いない。車の使用も減り空気もきれいになる。エネルギー使用率もぐんと下がる。箕面だけでなく日本の寂れた町はもちろん慢性的渋滞地域にも今トラムが必要である、と力強く3回うなずくのである。