黄色く熟したゴーヤの中の真っ赤な実を食すと
ゴーヤの実が黄色く熟していた。包丁で半分に割ると中には空豆大の真っ赤なものがいくつかある。これは何だかわかりますか。実はこの中に種が1つずつ入っている。種をつつむこの真っ赤なもの、これが実に鮮明な赤で絵の具の赤より赤いのだ。写真に撮っておけば良かったと今は後悔している。その鮮明な赤に魅せられてそれを口にふくんでみた。苦いかなと思ったのだが全く苦くない。逆に甘い。そしてうまいのだ。この味、この食感、これは一体何だったっけ…。1つ、2つ、3つ、と10個以上のすべてを食べてやっと思い出した。熟した柿。真っ赤に熟した柿にそっくりの味と食感なのだ。ウリ科の植物ゴーヤが熟すと種の回りの実(?)がこれまた熟した柿そっくりになるなんて…。なんともびっくりの感動を味わったのである。