「戦争」について考えさせられる
首相の靖国神社参拝は是か非か。先週ある会合の二次会でそんなことが話し合われた。「首相が戦争で亡くなられた方を参拝するのは当然」「それは当然。しかしなぜ靖国なのか」「是」とする方、「非」とする方。どちらも私の尊敬する方々である。私はだまって双方の噺を聞いているだけだった。『靖国問題』を読んだのは昨年11月。議論に加われるよう再読の必要を感じた。この数日「戦争」に関することを考えさせられることが多い。昨日は本多立太郎さんの最後の「出前噺」を聞いたばかりだ。今朝、学校で新聞を見ると、本多さんが出ていた。土曜日の「朝日」「毎日」の夕刊と今朝の「毎日」に。小川和久さんの『日本の「戦争力」』を読んだ。日本の「戦争力」なるほど「日本の戦争力」を初めて知った。日本が米国の「最重要同盟国」であることもよく分かった。小田実さんの『市民の文(ロゴス)』を読んでいる。市民の文(ロゴス)「平和主義」の実践を漢方薬。「人道的武力介入」を救急薬。(103頁)このたとえは実に分かりやすい。机横には次の本を「積ん読」してある。 無念の戦後史「非国民」のすすめまだまだ「戦争」についての思考はつづきそうだ。