真っ赤な月と真秋日に戦く
娘の友達が1人ずつ泊まりに来た。次女は昨日から、「早くテントを出して出して」とわくわくしていた。夜は野外料理の七輪大会。火おこしを子どもたちと一緒にする。子どもたちはキャッキャッと大騒ぎ。「トウモロコシを取りたい人」「ハ~イ」「よ~しじゃあ好きなのを取ってきて」庭の畑にはトウモロコシが16本、大きく育ってきている。もぎたてのトウモロコシは実は生でうまい。「生でも食べれるよ。1粒どうぞ」「…うわ、あまくておいしい」子どもは正直なのだ。真っ赤な月が東の空に見えた。地震の前兆かも知れない。「今日はテント、やめとこか」「う~ん、どうしよう…」次女はかなり不安そうだ。「大丈夫。うちテントで寝たい」次女の友達は元気にそう言う。しばらくすると月の色が変わった。「あ黄色になった」「テントで寝れる」またしばらくすると、「あ黄緑になった」「黄緑? どれどれ、う~ん?」「お父さん、目、悪いんちゃう」私にはどう見ても黄緑には見えないが子どもたちは黄緑と言い張った。長女たちはハムスターを連れて3階の屋根裏部屋で。次女たちはウッドデッキに設置したテントで。私は万一に備えてデッキ近くの1階で寝ることにした。何だか妙に寒い。室温は22℃。わが家には冷房機がないのにこの温度。そう言えばここ数日すずしすぎる。日中も室温は26℃以上にはならなかったようだ。まあ寝苦しい熱帯夜よりは断然いいのだが…。赤い月といい7月末日のこの肌寒い涼しさといい少々気になる。真夏日ならぬ真秋日の2007年7月31日が終わろうとしている。