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原田誉一の電脳通信

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2008年03月の記事

全42件 (42件中 1-42件目)

1

ストラスブール（仏）からハイデルベルク（独）に向かう

あと10分ほどでこのホテルクレバーから出ないといけない。次はまたドイツにもどる。今度はハイデルベルクである。ハイデルブルクではユースホテルに２泊する。ここのホテルのようにインターネットが接続できることを願う。２５日からのエコツアー関係の記事を随時更新中なのだ。では。

2008.03.31

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電子便の送信だけができない

フランスはストラスブールからエコツアー日記を発信している。ストラスブールのホテルではインターネットが接続できるのだが、どういうわけか、電子便の送信ができない。受信はできるのだが送信ができないのだ。どなたか解決策を教えてください。連れ合いからの電子便や教え子からの電子便も来ている。みのおエフエムタッキーからも電子便が届き今月31日までの映画鑑賞券の応募も試みたのだが送信できない。困った。どうすればいいのだろう。エコツアー日記は２５日から随時更新中である。しまりのない駄文がつづくが読んでいただけるとうれしいのである。

2008.03.30

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フランスはストラスブールで発信開始

話は前後するが、今フランスにいる。フランスはストラスブールである。ここのホテルでようやくインターネットに接続できた。早速これまで書いたエコツアー日記を発信しよう。３月２５日からの読んでいただけるとありがたい。だらだら長くて読みにくいかも知れないがその点はご容赦願う。酔っぱらい状態で書いたものも多少あります。手違いで荒井さんからのコメントを消してしまいました。荒井さんすみません。

2008.03.29

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着替え１日分でいけるわけ

食事の前に風呂に入った。浴槽に半分ほどお湯をはる。細長い浴槽で足を伸ばして入ることができ気分がいい。エコツアーで風呂に入れたのは今回が初めてだ。どこのホテルもたいがいシャワーだけで浴槽なんて物はなかった。残り湯を使って洗濯もする。その日着ていたＴシャツ・くつ・パンツを手もみ洗いしてり足踏み洗いしたりするだけなので５分もかからない。しぼって干せば次の朝には乾いている。ドイツは日本に比べて空気が乾いているのか割と早く乾くのである。こうして毎日５分弱の洗濯をすれば、着替えは１日分だけで大丈夫なのだ。ゆえに荷物を必要最小限におさえてカバン１つでエコツアーに参加できるのである。「荷物を多くすると物をなくしやすくなる」英揮さんがそう言っていたが全く同感だ。

2008.03.27

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かばんの中身

フライブルクのホテルビクトリアにもどる。預けていた荷物をもって長女と部屋に向かった。過去２回におけるホテルビクトリアの部屋はいずれも４人部屋であった。しかし今回は初めて２人部屋だ。いったいどんな部屋なのか。鍵札（カード・キー）を当てて扉の鍵を開けて中に入る。薄い黄色を基調としたおしゃれな部屋である。シャワー室を見ると浴槽がある。４人部屋ではなかったものだ。カバンから荷物を取り出し整理をする。今回もカバン１つで参加した。カバンの中身は次の通り。・タオル１本・歯ブラシ・Ｔシャツ１枚・長袖Ｔシャツ１枚・ネルシャッツ１枚・くつ下１足・綿パン１本・パンツ１枚・カッパ用上着・折りたたみ傘・新書２冊（『分子生物学入門』『酸素の話』）・Ａ４版の資料入れ・パソコン・充電器やＣプラグなどが入った巾着・買い物袋２枚それ以外に上着のポケットや腰巻きカバン（ウエストポーチ）には次の物がある。・旅券（パスポート）・財布・文庫本１冊（『時を駆ける美術』）・デジカメ・手帳・海外保険関係の書類一式・自前箸（マイ箸）・その他忘れ物が２つあった。マイカップとサンダルだ。この２つは前回もっていてよく使った。エコツアー必需品で長女にはもたせたのだが……。

2008.03.27

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バーゼル市立美術館

バーゼル市立美術館に行くことにした。長女がなぜかしら、「エコツアーで美術館に行きたい」と言い出したからである。お金を払って美術館に行くなんて我が人生はじめてのことであるが、そういうことなら行ってもいいかなと思ったのだ。中にはいるとロダン作の「カレーの市民」があった。「中」といってもここは外。門のような所をくぐっただけで館内はまだ十数メートル先にある。つまり吹きっさらしの場所にロダンの「カレーの市民」が展示されてあるのである。酸性雨などの影響はないのかと少々心配になりつつもじっくり鑑賞した。館内に入り料金を払おうとすると、10名以上の団体には割引が適用されると書いてあった。ここにいるわれわれは９名。あと１名いれば割引料金で入れるのに……。仕方なく通常料金を払おうとしたところ、受付の女性が、「４時以降なら無料で入れますす」というようなことをやさしく教えてくれた。４時まであと１０分。われわれは受付の方の親切な指示に従い10分まち無料の４時に入館することにした。できるだけ多く人々にほんまもんの芸術を堪能してもらいましょうということだろう。その心意気に感謝しつつしっかり堪能できた。

2008.03.27

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ゼロエネルギーの渡し船

ドイツ側のバーゼル駅を降り歩いて10分くらいで川が見えてきた。向こう岸に渡るのに渡し船に乗る。スイスの通貨はスイスフランなのだがここはユーロも使える。大人1.2ユーロ、子どもは半額の0.6ユーロだ。「この船はゼロエネルギーで動きます」と英揮さん。たしかに大阪市は大正区にある渡し船のようなエンジン音はしない。見ると向こう岸とこちら岸にワイヤーが張ってある。このワイヤーに可動装置らしきものつけた別のワイヤーがこの船の後ろにつながれてある。そうして船は川の流れを利用して進むのだ。上流から下流にというよりも、ワイヤーをうまい具合に調整して川の流れに垂直に進む感じである。５分ほど静かに揺られて向こう岸に着く。ワイヤーに飾られた数旗の旗がパタパタと風に気持ちよくなびいていた。

2008.03.27

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電車でスイスに入国する

昼食は近くの料理店で印度風のカレーを娘と２人で食べた。１皿５ユーロ、約800円強。ユーロ高で割高感があるがこのあたりでは安くてうまい料理屋なのだ。過去２回ともここによくきた。昼食後スイスはバーゼル市に行くことにした。英揮さんたちも一緒である。ドイツのフライブルクからスイスのバーゼルまで普通列車で約50分。団体の往復切符で１人10ユーロ。ドイツもスイスもＥＵ加盟国だから両国間の行き来にはめんどうな入国審査がない。スイスに楽々入国できた。ところでスイスの通貨はユーロではなくスイスフランである。おまけにスイスは物価がドイツより高い。スイスには入国したが買い物の予定はないのである。

2008.03.27

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世界一のエコホテル

環境首都フライブルクに着いた。フライブルク駅から歩いて３分のところにわれわれが２日間お世話になるホテル・ビクトリアがある。英揮さん曰く、「ここは世界一のエコホテルです」100カ国以上を訪れた究極のエコロジストが言うのだからまちがいない。環境に配慮しているホテルとして数々の賞も受賞したとのこと。英揮さんの案内で世界一のエコホテル・ビクトリア内を見てまわる。屋上にはソーラーパネルがズラリと並んでいる。ホテルで使う電気の７％をこれで賄うという。残る93パーセントの電気は、出資した風力発電の電気からまかなう。地下にはペレット燃料のボイラーがある。ペレットストーブのおっきいばんといった感じだ。ペレットは近くの黒い森の間伐材や倒木などを破砕し圧縮して作られる。化石エネルギーを直接使わない地産地消だ。屋上にあるソーラー温水器とこのペレットボイラーでホテル内の給湯をまかなうのである。２日間の連泊だがエコツアーのわれわれはシーツ交換はもちろん部屋の掃除やタオル類の使用もご遠慮することにした。タオルなんかは自前のタオル１本で充分だ。世界一のエコホテル・ビクトリアはまた130年ものれしきを誇る４つ星ホテルでもある。省エネに配慮しつつもホテルとしての贅沢感はそこなわれずに経営されているのである。

2008.03.27

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ＩＣＥに乗る　

フランクフルト空港に着きそこからＩＣＥに乗りフライブルクへ向かう。ＩＣＥとはインターシティエクスプレスの略称で日本いう新幹線のことである。日本の新幹線は新幹線専用の線路を走る。車両の幅、つまり線路の幅が他の電車のそれとはちがうからである。線路の幅は他の電車の方が新幹線よりせまい。そのため新幹線を通すとなると、新たに線路を建設しなければならない。ところがドイツでは新幹線も普通の電車も同じ線路を走る。新幹線も普通の電車も車両の幅が同じで同じ線路を走れるのである。新幹線を通すからといって新たに線路を設ける必要はない。予め車両の幅を広くしてあったのである。また、同じ線路を走るから乗り換えも便利だ。新幹線で新大阪駅につき乗り換えのため大阪駅にまで行ったりするようなこともないのである。ドイツと比べてしまうと日本は二度手間。新たな線路の建設しかり乗り換えしかりである。車内はとても美しい。日本のキレイとはまたちがった感覚だ。日本が蛍光灯としたら、ドイツは白熱灯の雰囲気で暖かみを感じるのである。

2008.03.27

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ホアグラ化

夜中の11:50、予定どおり飛行機は飛び立った。これからドイツはフランクフルト空港に着く約12時間を機内ですごすことになる。香港時刻で夜中の11:50ということは日本では夜中の12:50である。もうとっくにお休み時間なのだ。睡眠時間はたっぷり12時間もある。だからきっちり熟睡すれば時差ボケなんかに悩まされる心配はない。香港経由でドイツに行くエコツアーならではの時差ボケ対策でもある。飛行機に乗ると隣の席についた長女はたちまちのうちに眠ってしまった。それはそうだろう。今日１日はずいぶんと長かったのだから。いつもは朝６時に起きる長女が今日は２時間早い朝４時に起床した。いつもは夜９時に寝るのが今日は日付が変わった夜中の１時である。出発後１時間ほどで機内食が出た。白身魚のステーキ風ごはんにツナサラダ・フランスパン。おまけにケーキまである「ディナー」であった。１日１食の私だが今回のエコツアーでは長女とともに出されたものはいただき彼女とともに料理店などにも行くことにした。飲み物はビールを注文し、この夜食ディナーもきっちちいただいく。寝ている長女をおこしこの機内食を食べるようにすすめた。しかし、いらないと言ってまたすぐ眠りに入る長女である。ならばと長女の分まできっちりいただく。もうお腹いっぱいで後は寝るだけである。そんな中ディズニー映画「魔法にかけられて」を観た。つづいておそらく今度日本で公開されるであろうと思われるＳＦ系映画を観ようとしたがやはり睡魔には勝てず寝てしまう。真っ暗な早朝３時（ドイツ時間）に目を覚まし今度は朝食の機内食が出た。食べて飲んで寝て食べて飲んでじっとする。目が覚めているときは赤ワインやウイスキーなど飲みつつ映画を観る。窮屈な機内席ですごす時間だがらこうしてすごせばなんとかのりきることもできる。普段では考えられないこの非日常的な過ごし方ではあるがこれも旅の楽しみの一つだと思えば悪くはない。ところでいつもは午前３時すぎに目を覚まし５時前後にきちんと便意を催しスッキリ排便するのだが、機内では一向に便意を催さない。普段の２，３倍は食べたり飲んだりしたはずなのにどうしたのだろう。おそらく普段とは違う食生活にお腹が驚きその対抗に苦慮して消化がおぼつかないのかもしれない。

2008.03.27

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喧嘩腰接客のオバちゃん

しっかり香港麺を堪能しさてお勘定。幹事の英揮さんがみんなから集めた勘定を持って支払いに向かう。すると接客係(ウエイトレス？)のオバさんが何やらけたたましい声をあげてついてきた。実はこのオバさん、われわれが店に入ったときからけたたしい声をあげていたのだ。広東語の話しぶりの特徴なのか。ジャッキーチェンの映画で聞く広東語も私の耳にはけたたましく聞こえる。しかしこの接客係のオバさんはそれだけではないけたたしまさをもっていた。眉間にしわを寄せわれわれの注文を実にめんどくさそうに聞く。聞いてやっているんだよといった態度である。ぐずぐずしないで早く注文しなよ、こっちはもうこんなに忙しいんだから、ったく。そういういや～な雰囲気を体中から発散しているのだ。日本でこういうオバさんに出くわしたら私なんかはすぐ店を出る。しかしここは香港。こういうオバさんも珍しくないのかも知れないなあと思うと怒らずにゆったりとした心持ちになる。しかしなあ、こんな接客をしていたら、いずれ客と何か問題をを起こすだろう。そう思っていたら案の定、客のオジさんがスゴイ剣幕でこのオバさんに文句を言いに来た。ほらいわんこっちゃない。でもこのオバさん、負けじと大きな声でオジさんをなじる、相手はお客さんなのに。そんなオバさんが今度はわれわれに向かってきたのである。機関銃のごとく広東語を英揮さんに浴びせかけてくる。やっぱり来たかと思いつつ一体何を言っているんだろう、さっぱりわけがわからない。ようやく店から出てきた英揮さんに事の真相を聞く。どうやら同じテーブルで食事をしていた別の客の勘定までも請求してきたのだという。もちろんそんな不当な要求は拒否。別の店員さんに自分たちの勘定を紙に書いて説明し正しい勘定を済ませた英揮さんであった。安くて美味い麺屋ではあったがあのオバさんにだけは要注意である。

2008.03.26

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安くてうまい香港麺

旺角で女人街を見て回り麺を食べに行くことにした。麺というのはラーメンのようなものである。立派で小綺麗な麺屋なら１杯25香港ドルほどの麺。しかしわれわれがめざす麺屋はそんな所ではない。少々小汚く猥雑ではあるが安くて美味い麺を出すところである。以前は１杯10香港ドルだったが今回は11～12香港ドルに値上がりしていた。しかしそれでも安い。11香港ドルの麺は魚肉団子入り。12香港ドルの麺は水餃子入りである。私は、このエコツアーの主催者エコロジストの松本英揮さんのすすめで両方とも注文した。１杯の量は日本のラーメンよりも幾分少ない。１杯なら小腹を満たす程度だろう。日本のラーメンとはちがい実に味がさっぱりしている。「油も少なく余計な調味料や危ない添加物も日本よりはるかに少ない」と英揮さん。麺も日本のそれとはずいぶん違う。麺は数種類あるようで、きしめんのような白くて平べったい「粉」という麺や「米」という細いビーフン麺があるようだが、読解不能な漢字が入り乱れた品書きで日本人のわれわれにはよく分からない。英揮さんのおすすめは「粉」でも「米」でもなく「面」という麺だった。これは卵で練った極細麺。ゆで時間を短くした少々かための黄色い麺である。細いちりちり麺で初めのうちは団子状に固まりなかなかほぐれい。何回かゆっくりかき回しスープになじませるとシャッキリとした歯ごたえのある麺となり美味しくいただけた。日本のラーメンももちろんうまいがこの香港の麺はまたそれとはちがった独自のうまさがしっかりある。２杯ともスープも残さず平らげました。

2008.03.26

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安く楽しく香港に行く方法

【写真】意外と空いていた旺角全員そろったところで空港特急の切符を買う。つぎのフランクフルト行きの出発時刻は夜中の11:50。それまでの６時間以上もの長い時間を空港ですごすのは退屈きわまりない。したがってエコツアーでは毎回この時間を利用して香港の街中にくり出すことになっている。よって空港特急の往復切符を購入するのである。次の駅の青衣(ﾂｨﾝｲｰ)までの往復切符が60香港ドル。どういうわけか片道切符も往復切符も同じ料金だ。青衣からは地下鉄に乗り換え旺角(ﾓﾝｺｸ)に出る。これで7.5香港ドル。旺角の街を観て歩きその後バス(4.5香港ドル)・渡し船スターフェリー(2.5香港ドル)に乗り香港島に行く。このほうが空港特急直行で香港に向かうより安く、しもか香港の街を堪能できるのである。ちなみに空港特急で香港に行くと90香港ドルもかかる。地下鉄で香港から青衣までが11.5香港ドルだから香港直行の方が６香港ドル高くなる計算だ。

2008.03.26

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香港で骨休め

無事入国審査を終える。円を香港ドルに換える。3000円で216香港ドルだった。今回のエコツアーの参加者は38名。われわれ関空発組６名のほかに成田発組11名、中部発組８名、福岡発組12名、そしてドイツで合流する１名である。ドイツで合流する１名をのぞき、日本の空港からそれぞれ飛びだった面々はこの香港国際空港で落ち合うことになっている。集合時刻の午後３時半前でまだ１時間以上もある。じっと待っていても退屈だから、われわれ関空組はそれぞれ自由に香港国際空港内をぶらぶらすることにした。私は長女と空港内をぶらぶらし関空で見つけたようなインターネット無料施設をさがしたが結局それは見つからなかった。世界のハブ空港として1248haを誇る香港国際空港だが、この点では関西国際空港の方がやるな、と思う。ぶらぶらしていても退屈なので同じ退屈なら集合場所でごろんとしておく方がいい。そう判断して集合場所のベンチでかばんを枕に体を横たえた。靴下も脱ぎ骨休みをしたのである。そんな私の姿を見て長女はやや軽蔑の眼差しもあらわに無関係者をよそおい持ってきた単行本を読もうとした。「次のドイツ行きの飛行機に乗ったら、１２時間くらい座ったままやから、今のうちに横になってたほうがええで。世界の空港ではこうやって横になるのはめずらしくないないんやから」とシーナ兄貴の本に書いてあったことを少し話してやった。それでもしかし長女はお行儀良くベンチに腰を下ろして読書をつづけていた。

2008.03.26

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出発

朝３時半に目を覚ます。いつもどおりである。連れ合いは４時に起き長女は４時半に起きてきた。私はいつものように焙りたてコーヒーを淹れ飲みつつブログの更新などをする。5:33箕面駅発の電車に乗り新今宮に向かう。新今宮の駅の売店で長女の朝食用にと105円のおにぎりを１個買う。買ったもちろんおにぎりは昆布。これが一番いい。よけいな添加物が一番少ないのだ。6:51新今宮発の関空行きの急行に乗る。予定どおり:40には関空到着。４階の中央団体受付カウンターに行くと、大学生４人が待っていてくれた。エコツアー参加者は３６人。そのうち関空発組みはわれわれ親子を含め６人だ。経大・阪大・関学・徳大の学生たち４人と一緒に関空を発つ。搭乗手続きを済ませ４番ゲートに向かう。途中でインターネット無料施設を発見。早速もってきたノートパソコンを接続して電子便の返信をした。ブログの更新もしようとしたがどういくわけか楽天にはつながらない。mixiにはつながったものの日記の更新はできなかった。9:30には４番ゲートに向かい４人の大学生たちと飛行機に乗り込む。しばらくすると、ますはお飲物。つづいてお食事。そしておやつ（チョコレートアイスクリーム）。長女も私も上機嫌だ。映画「キング・オブ・カリフォルニア」を観る。香港まであと40分。少し眠たくなってきた。大学生４人そして長女も全員熟睡中。わたしも仲間入りである。

2008.03.26

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エコツアーに参加する

長女と２人でエコツアーに参加することにした。長女は小学５年生。なぜこの時期にエコツアーに参加させるのか。理由はいくつかある。本当は家族全員で行きたい。しかしそれだけのお金はない。エコツアーといえども１人２０万円はかかる。ところで今これを書いているのは飛行機の中である。キャセパシフィックＣＸ５０３便の中だ。飛行機の中だから電磁波を発生させる電子機器は使用禁止だと思っていたが、さきほど日本人の客室乗務員(スチュワーデス）さんに聞いたところ離着陸以外は使ってもいいと許可を得た。缶ビール（キリン一番搾り）２本と赤ワイン２杯・白ワインを飲んだので少々いや今かなり酔っぱらい状態で、これを書いている。ウイ。失礼。もう機中で４回も便所に行ってしまった。ということで支離滅裂な文章になるだろうが、ご容赦願いたい。で、なぜ小５の長女をつれてエコツアーに参加したか、である。私はこれまで２回エコツアーに参加した。いずれの旅もそれはそれは思いで多き楽しい旅であった。本にまとめて出版したいくらいである。２回も参加するとぜひ家族もと思うのはムリもないことだ。このへんの記述はもう少し説明すればいいのだが、なにせ今は酔っぱらい状態でそれはそれは省く。ドイツのフライブルクならこことこことここを路面電車トラムに乗って家族に案内したい。フランスのストラスブールならプチドフランスを一緒に歩いて写真なんかを撮りたいなあなどと思うのである。そこで今回はとにかく長女だけでも一緒に参加しようともう１年前から決めていたのだ。だから、長女には毎日良い行いを実行させ、毎日このエコツアーのために貯金をさせてきたのである。詳細はブログ「原田誉一の電脳通信」に書いたとおりである。長女は今５年生である。５年生なら父親つまり私と２人で旅することも抵抗はないだろう。それに５年生ともなると環境先進国ドイツやフランスなどを訪れて学ぶことも多いはずだ。これは５年生の担任を３年連続、６年生の担任を２年連続した私の結論でもある。おおっと、後もう１時間ほど香港についてしまうので、前置きはこれくらいにしておこう。

2008.03.26

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充電器には変圧器がついているのですね

明日、エコツアーに参加する。香港・ドイツ・スイス・フランスに向かう。デジカメの充電などのため、プラグを買いに行った。ドイツ・フランスのコンセントはＣである。変圧器も買わねばと思っていたが２０００円以上もする。これなら日本で何本かしっかり充電した電池を持っていた方がいい。そう思い変圧器はかわなかった。しかし充電器をよく見ると100Ｖから200Ｖほどまで対応できるようなことが書いてある。おそらく変圧器の機能が兼ね備えられているのだろう。こんなことはほとんどの方々にとっては周知に事実のだろうなあ。しかしまあよかったよかったである。Ｃプラグだけなら300円もかからなかった。明日は香港だ。

2008.03.25

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念願の干し芋作り

ようやく干し芋作りに着手した。この日を待っていたのだ。と少々誇大な表現だがうそではない。しかし実際やってみると非常に簡単であった。これならいつでもできそうだ。わが家には圧力鍋があるからこれを使う。蒸かし芋なんてすぐできる。もう楽勝だ。できた蒸かし芋の皮をむく。これが少し手間がかかる。紫芋はすぐむけたが、通常の薩摩芋はなかなかむけなかった。ええいもうこのままでええわ。ということで薩摩芋は皮付きである。ひょっとしてこれが結構いけるかも……である。網付き３段の干し（というのかな）に並べて天日干し。３日ほどしたらできあがるだろう。たのしみなのだ。しかし３日後には私はいない。帰ってくるまで残っているのだろうか。

2008.03.24

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高レベル放射性廃棄物地層処分車を体験する

【写真】模型だから近づける。本物なら20秒で……。「エネルギーフェスタ」の２日目。午前中は「エネルギーこどもサミット」。午後から「地域拠点大学・エネルギー教育実践校合同成果発表会」。9:30から15:30「エネルギー」についてしっかり学ぶ。合間を見て展示場にも足を運んだ。会場のパナソニックセンター東京には教材の展示や実験・模擬授業なんかも行われている。外に出ると「高レベル放射性廃棄物地層処分車」という物々しい大型トラックもどきの車まである。資源エネルギー庁によるもので、中に入ると説明係のおじさんが、高レベル放射性廃棄物いわゆる核のゴミをどのように地下深く処分するかを懇切丁寧に説明してくれた。原子力発電所で使用した燃料からウランやプルトニウムを回収する。すると核分裂生成物を含む廃液が残る。量は使用済み燃料の３～５％ほど。この廃液をガラスと混ぜて溶かし固めてできたのがガラス固化体。高レベル放射性廃棄物と呼ばれるものだ。ワカリマスネ。このガラス固化体は200℃以上でかなり熱いらしい。熱いから冷ます必要がある。冷ますのに30年から50年かかるという。私は今42歳。200℃以上の高温が現時点における我が人生に匹敵するくらい続くということかあ。熱いだけではない。ガラス固化体からは高レベルの放射線が出ている。したがって慎重に慎重に冷まさねばならぬ。これを青森県の六ヶ所村にある高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターで行う。30年から50年かけて貯蔵するそうだ。30年から50年かけて無事冷めたところでようやく地層処分。地下300ｍ以上の深い地層に埋めて処分するのである。熱湯ほどに冷めてはいるがまだまだ高レベルの放射線が出ていることに変わりはない。どれほどの高レベルなのか。説明係のおじさんに聞いてみる。「ヒトが近づくと20秒で死にます」「20秒ですかあ」「はい、20秒です」「20秒でどのように死んでしまうのですか」「放射線で細胞が破壊されて死んでしまうのです」われわれ人間は60兆個の細胞でできている。それらがことごとく破壊されるのだ。「細胞が破壊されるとどうなって死んでいくのですか」「髪の毛が抜けたり皮膚がただれたり……、原爆に被爆したようになるでしょうね」「すべての細胞が破壊されるということはヒトとしての体(てい)をなさないということですか」「そうなりますね」そのような放射線が漏れないよう、ステンレス製容器の中に固めたガラス固化体を厚さ20cmの金属製容器に入れさらにその周りは水を通しにくい粘土で覆って埋設するのだそうだ。高レベルの放射線は1000年たてば低レベルになり問題ないとおじさんは力説していた【※】。そして数万年後には鉛になり放射線は出さないという。といことは最低1000年は高レベルの放射線を出すからもう厳重に管理しないといけない。もちろん低レベルになるとはいえ数万年間も厳重に管理する必要があるだろう。地下水に放射能が流れ出したらそれはもう大変だ。ところで1000年といえば今から1000年前は平安時代。藤原氏が摂関政治をしていたころ。数万年前というと打製石器を使っていた旧石器時代である。果たしてそんなとてつもなく長い長い年月を厳重に管理しきれるのだろうか。そんな疑問を抱きつつおじさんにお礼を言い「高レベル放射性廃棄物地層処分車」を出た。【※】「活断層層のない、ゴルフ場ほどの広さがあれば大丈夫。　　　　日本にはそういうところはたくさんあります。　　　　ただ今はまだ名乗り出る候補地がありません」　　　　とも力説してくれた。

2008.03.23

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１人で過ごす東京

東京に向かった。電車から雪をいただいた白い富士山を見ておおと唸る。デジカメで撮ろうとしたが、デジカメから見る富士山は遠くにぼんやりとしか写らない。今一つなのでやめにした。本日から２日間はエネルギー関係の集まりに参加するのだ。会場のある国際展示場に余裕をもって到着。開場までたっぷりある時間を読書に費やす。表彰式に始まり講演会・実践報告とつづき約５時間で本日の予定は終了。席についてしっかり話を聞き、なるほどそうであったかといった場合にはきっちりメモもとった。新宿で我が師らと落ち合う予定であった。しかしうまく連絡が取れず結局１人で夕食を食べた。さくら水産という居酒屋で５００円の日替わり定食を注文。本日は鶏の唐揚げである。ん、漢字変換して今気づいたが、品書きには「鳥の唐揚げ」とあった。まあどちらでもかまわないかあ。ごはん・みそ汁・生卵・味のりをおかわりした。おかわりしても５００円のままなのでありがたい。漬け物・ふりかけもお代わり自由なのだがこちらは少し躊躇した。店員さんのほとんどが若い中国の方々で少ない人数のなか大忙しに動き回っていたからだ。その代わりに３８０円の樽酒を注文。カウンターで１人こうして居酒屋で酒を飲むなんて今まであったかなあ。などと思いつつ慌ただしい店内でああ時間の過ぎゆくのをしばし楽しんだ。

2008.03.22

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本日は「幽霊」になる

今日は年休を取った。いわゆる有給休暇である。卒業式も終わり平日にしかできない用事もあるからだ。ようやく法務局や銀行・郵便局などに行けて少しホッとした。やれやれ。合間に学校にも行った。片づけておきたい仕事がまだまだあるのである。せっかくの年休だが仕方がない。職員室で仕事をしていると、「え、あれっ……、幽霊ですか」「そう、幽霊です」Ｊ先生に言われそう応えた。休暇を取っているのに学校に来て仕事をする人を「幽霊」とわれわれは呼ぶのである。学校にはよく「幽霊」が現れる。私の職場もしかり。実は私も今日だけでなくちょくちょく「幽霊」になる。昼過ぎに卒業生が来た。写真を撮らせてほしいという。卒業式に撮った写真がうまく写っていなかったのでもう一度おねがいしますとのこと。教室に行き３人で何枚か写真を撮った。黒板に「よっぴー」などと書き２人とも大はしゃぎである。「先生、漢字181字と百わり、ください」「あんなにいやがっていたのにまたするの」「やってるときはウザかったんですが、卒業したら何かめちゃくちゃ（とても）やりたくなったんです」「わたしにもください」おととい卒業したばかりなのにもうこんなことを言ってくれる。百問わり算は毎日やっていたから、やらないとどうも落ち着かないらしい。そうかそうかと言いつつ２人に全漢字試験練習用紙(なぞり書き)と百問わり算を数枚あげた。「うわー、めっちゃうれしい」これまた２人は大はしゃぎであった。１人は名文暗唱合格証もほしいと言ったので、15枚目の名文「春夜桃李園に宴するの序」の暗唱を聞く。しっかり暗唱できたのその場で名文暗唱合格証を作成し授与である。またまた大はしゃぎであった。今日は「幽霊」になってよかったよかったとしみじみ思ったのであります。

2008.03.21

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先頭は子どもでお出かけ電車・バス

初めて自分で切符を買い電車に乗ったのはいつだったろう。確か中学３年生のころだったろうか。模擬試験の会場校に向かうため当時は国鉄の環状線大正駅で初めて切符を買いどきどきしながら改札で切符を切ってもらったのを思い出す。それまでは誰かに切符を買ってもらい後をついて行くだけだったから特に何も考えずに電車に乗っていた。しかしいざ自分で切符を買うとなると果たしてどうするのか悩む。分からないから駅員さんに尋ねる。路線図を凝視し目的地を探す。そこから運賃を知りその運賃専用の自動発券機で切符を買う。改札を通り、はて内回り外回りどちらの線に乗ればいいのか。そうして案内板にも注意を払うようになる。不安だから再度駅員さんに尋ね確認もする。いざ電車に乗っても降りる駅を聞き漏らすまいと車内放送にも耳を傾ける。いろいろ神経を使っていたのだなあと今更に思う。今日は入院している母の見舞いに娘たちと行くことにした。５年生の長女にお金を渡し切符を買わせる。そうして私を先頭に大正駅についたところでこう宣言した。「ここからはお姉ちゃんが先頭。　お父さんたちはお姉ちゃんについて行くからね」「ええ……」ととまどう長女だが何とか目的地のバス停を見つけ出し病院まで無事たどりついた。「じゃあ、帰りもお姉ちゃんが先頭」今度はもうとまどう様子を見せない長女である。途中いくつか寄り道もしたが夕食の７時までには帰宅できた。次回は３年生の次女を先頭に出かけてみても面白そうだ。

2008.03.20

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雨の中の卒業式

卒業式が終わった。雨の中の卒業式だった。今いろんな思いが混沌としている。なかなか整理がつかない状態だ。文章に表すことができないのである。ただ一つだけ書けることを書いておきたい。ありがとう。もっと気の利いたことを書けばいいのだが、今はこれが精一杯だ。卒業式のどうしようもない感情は卒業式後にじわじわとくるようだ。

2008.03.19

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卒業式前日

今日は卒業式前日。やるべきことは今日中にやらなければならない。朝から放課後までのやるべきことを頭の中で反芻し必要なものは紙に書き出した。・通知票など配布物の確認・大掃除の段取り・本日の授業の準備学級に関しては本日これが３大重点となる。あと細々したことが多々ある。朝の全員あそびに参加した。これで３学期は朝の全員あそびに全て参加できた。時間的および肉体的に少々きついこともあったが、やはり朝から子どもたちと遊ぶのは心身ともに良い。給食後すぐ大掃除にとりかかった。机・椅子などを教室から全部出す。掃き掃除・ふき掃除とつづきワックスがけをした。もちろんあのアウロを使う。半数の子らが教室でアウロがけを体験した。どの子も大いにはりきってアウロがけを楽しんだ。Ｎさんは大きな声で、「めっちゃおもしろい。　はまるわー」と言っていた。残る半数の子らは階段・便所など通常の分担場所の掃除後テニスボールを洗った。椅子の下に取り付けた騒音防止のあの静寂のテニスボールである。１５０個以上のボールをみんなしっかり洗ってくれた。５時間目に第２音楽室でお別れ会。準備時間が少ない中を子どもたちはよくやっていた。見ていてほのぼのと楽しかった。６時間目は最後の授業。パソコンとプロジェクターを使った。写真やビデオを見ながら子どもたちに伝えておきたいこと話した。・環境に配慮した生活(エコロハス)はとっても楽しいぞ。・テレビやパソコン・ゲームの時間を半減し良書を読もう。・目標を意識して今できることをしっかりやれば夢は叶う。明日はとうとう卒業式だ。

2008.03.18

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最後の体育

４時間目の体育。今年度最後の体育だ。運動場いっぱい使ってサッカーをした。いつもの４倍以上の広さである。１チーム６人の４チーム編成。２試合を同じコートで同時に行う。４倍以上の広さだから大丈夫。ボールは赤・白に分ける。帽子も赤・白に分ける。それぞれのチームはゼッケンで色分けしてるから迷うことはない。初めのうちはぎこちない動きをしていた子らもだんだん思いっ切り走れるようになってきた。前後半１０分ずつの計２０分の試合。いろんな子がシュートを決めていた。広くて少人数だから思わぬところで突破できるのだ。春の暖かい陽気も手伝って汗をいっぱいかいた子どもたちである。最後の体育。思いっ切り汗をかいた楽しい体育であった。

2008.03.17

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10年ぶりの散髪屋

久しぶりに散髪屋(理髪店)に行くことになった。もう10年ぶりだろうか。いつもは義父にやってもらっている。義父は散髪屋ではないが器用なので３ヶ月おきくらいに私の頭を刈ってくれるのだ。今週水曜日には卒業式がある。髪の毛もずいぶん伸びたので義父に散髪してもらうと思った。ところがあいにく義父は今日おでかけである。ということで箕面駅近くの散髪屋に行ったのだ。日曜日の昼下がり。おそらく混んでいるだろう。散髪後は図書館に行きたいので少し時間的余裕と本をもって行く。扉を開けるとお客は私一人だけだった。さっそく席につき要望をつたえ散髪開始。シャンプーも髭剃りも断ったので15分ほどで終わった。シャンプーはおそらく合成界面活性剤入りだろうと判断したからだ。代金は1500円だった。シャンプー・髭剃りなしでも通常料金だった。15分で1500円。１分100円かあ。前髪をハサミでチョキチョキ。横と後ろはバリカンでサット刈る。後はハサミでチョキチョキ整える。これなら自分でもできそうだ。そう思ったが後ろ分はなかなか手が回りそうにもない。シーナ兄貴や我が師Ｏさんは自分で散髪するそうだ。家には義父の散髪道具はある。今度は自分でやってみてもいいかも知れない。予定よりも早く終わったので図書館でじっくり本選びができた。こんなにじっくり選べたのはこれまた久しぶりである。１８冊借りて箕面温泉へ急いだ。スポーツクラブは日曜日は５時閉館。18冊はやや重いが頭が軽くなったぶん足取りも軽いのだ。

2008.03.16

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今回と次回の「はやし」の例会

本日は教育サークルはやしの例会日である。このところ例会の参加者数が安定している。参加者の顔ぶれは毎回変わるが数は８名前後。本日の参加者数は９名だ。例会の時間は２時間半の150分。これを９で割ると16.666…。まあ一人当たりの持ち時間は約15分と考えていい。この15分で自分の実践報告や実践上の相談・討論を行う計算となる。しかし実際は臨機応変に例会は進んでいる。研究授業の討議や模擬授業に多くの時間を費やしている。３，４名で行っていたころは毎回、学級通信などを持参していたが最近ではそういう資料も持たず専ら聞き役に徹している私である。質問や相談があればその都度いまの自分の考えを述べる程度だ。今回は少し時間的余裕があった。そういう場合は聞き役に徹する私も情報を提供する。先週行った理科の授業「私たちの暮らしと環境」の報告をした。水質汚染源である合成洗剤の毒性とその対策法。さらに水質浄化の可能性を秘めたＥＭの活用法を話した。若い先生たちは合成洗剤の毒性やＥＭそのものもご存じなかったようだ。それでは、ということで、「次回の例会では資料を持参してこの件についてきっちり報告しましょう」ということに相成った。次回の例会は４月19日(土)３時半から。場所はいつもの街山荘。私は次の３点を資料持参で報告しようと考えている。・合成洗剤の毒性とＥＭ活用法・一杯のコーヒーから地球が見える生豆焙煎・年度当初の授業実践およびその他の資料４月は年度当初で参加者が一番おおくなる。資料は15部は作成しておこう。久しぶりの資料持参の例会参加になりそうだ。

2008.03.15

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「晴れ男」対「雨男」

「原田さんは本当に晴れ男ですね」本日、箕面温泉スポーツクラブのお兄さんにそう言われた。先日、急に雨が降ってきたときがあった。ところが私が箕面温泉に行くころには雨が上がった。これが２回つづき、そして今日で３回目となる。そういえば傘がなくずぶぬれになったという経験はあまりないような気がする。雨が降り、しまった傘がない、という状況でもなんとか今までしのいできた。アーケードを歩いたり軒下ぞいを歩いたりしているうちに小降りになったり果ては雨が止んだりすることはよく経験する。それでも激しく降っていて止みそうにないときは不思議とゴミ置き場で捨ててある傘を見つけたことが２回ある。職場でも「晴れ男」と言われたことがあったぞ。昨年度、春の遠足「奈良公園」や卒業遠足「ＵＳＪ」では出発前に雨が降っていた。ところが現地に着いた途端に雨は止んだのだ。そのおかげかＵＳＪでは一般の入場者が少なく待ち時間がほとんどなしで楽しめた。一方、「雨男」というのもある。私の知っている「雨男」は究極のエコロジスト・松本英揮さんだ。英揮さん自身もよく「ぼくは雨男です」と言っている。英揮さんの講演会を箕面で４回やったが、そのうち２回は雨だった。いや１回は雪が積もったこともあった。今月末、英揮さんと旅に出る。これまでの２回は雨なしの快晴であった。「晴れ男」の勝ちである。３回目となる今回は果たしてどうなるか。もうそろそろ「雨男」が挽回してきそうな気もするが、「晴れ男」としては負けてはいられないのだ。

2008.03.14

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卒業後１年の同窓会

４時から講堂で同窓会があった。去年卒業した子らが集まる。45分間の同窓会。もう少し一人一人の話をじっくり聞きたかったなあ。Ｓさん、勉強、できていますか。Ｉさん、クラブはどうですか。Ｏさん、秘伝のカレーの平らげ方はつづいていますか。などなど個人的に聞きたいことが山ほどある。とはいえ去年卒業したばかりの子らだ。司会の子らは何をどうしてよいのかとまどい気味だったが良くやったと思う。この子らが成人したころにぜひ同窓会を開いてほしい。酒などを酌み交わし彼らの話を聞きその成長ぶりを見たいと思うのだ。

2008.03.13

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春が来た

目を覚ますと暖かさを感じた。１階に行き温度計を見ると１１℃。薪ストーブをつけているときと同じ室温だ。暖かいはずである。まあ昨日も１１℃で同じではあった。しかし一昨日は８℃。３日前は確か６℃であった。たいがい６℃の日が多くあのめちゃくちゃ寒かった日が５℃である。日中もぽかぽかとした陽気であった。教室では上着を脱ぐ子がほとんどである。夜は薪ストーブをつけなかった。今年初めてのことだ。ああもう春なんですね。

2008.03.12

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ファクシミリと２階の電灯

先週わが家にファクシミリが届いた。知人が送ってきてくれたのだ。取り付けて少々困っている。電源を入れておかねばならないからだ。これでは待機電力も相当消費するだろう。今までの電話なら電源つまりコンセントは必要なかった。電話線から電気も届いていたからである。しかしこのファクシミリというのはそうはいかない。待機電力がもったいないから、せめて夜間だけでも電源を切ろうと思った。そこでコンセントからプラグを抜く。すると電話自身も使えなくなるのである。これは困った。便利なようで不便な感じである。ファクシミリをやめて今までの電話にしよう。私はそう思うのだが、しばらくは使ってみようということになった。う～ん…。娘たちが２階の勉強部屋で勉強をしていた。私は降りてくるように言った。食卓でみんなで勉強しようと思ったのだ。それにその方が電気も１つで済む。ところが１階の食卓には食器など並べてあるということで却下された。どうやら２階で勉強するようになりつつあるようだ。２階では２つの電灯がついていた。先日、究極のエコロジスト松本英揮さんにアンペア数を下げて電気代を少なくする技を教えてもらった。２月の電気代が１５９９円だった。これならアンペア数を下げても大丈夫だ。そう思っていた矢先のファクシミリと２階の電灯。う～ん…。

2008.03.11

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合成洗剤と石けん

ＤＶＤで「ほんとうに安全　合成洗剤」を見た。去年パント末吉さんにいただいたものだ。ミドリゾウリムシのいるところに合成洗剤を薄めた水を入れる。するとミドリゾウリムシの細胞がみるみるうちに破壊された。細胞膜が破れ細胞内の物質が半分以上も流失した。アジのいる２つの水槽。左側に合成洗剤、右側に粉石けんを入れる。濃度は通常の洗濯時のものより数倍うすい。合成洗剤を入れた水槽ではアジが激しく飛び跳ねもがき苦しんでいた。一方、粉石けんの方は白濁しているがアジは元気だ。３分後、合成洗剤入りの水槽のアジは仰向きになって死んでしまった。粉石けん入りの方では、アジは粉石けんをぱくぱく食べて元気である。合成洗剤はわれわれの身の回りにあふれるほどにある。洗濯洗剤・食器洗剤・シャンプー・リンス・ボディーソープ・ハンドソープ・洗顔剤・歯磨き剤・…。その主成分は合成界面活性剤。これが油と水の界面をなくす働きをする。石けんにも同じ働きがある。しかし石けんは分解が早いので問題ない。また先のアジでも見たようにエサにもなりうる。よって石けんは自然界では問題なく分解されるのだ。合成界面活性剤はちがう。石けんのように分解されず細胞を破壊するのである。乳化剤ともよばれケーキや団子といったお菓子などの食品にも添加物として使われたもいる。こんなものは食べたくない。合成洗剤を使わなくても石けんで充分だ。しかし多くの人々は以上のような事実も知らず毎日見るテレビ・雑誌の影響で知らず知らずのうちに合成洗剤を使ってしまうのだろうなとも思ってしまう。ミドリゾウリムシやアジのことを思えば私なんかはもう合成洗剤なんかは使いたくないと思うのだが…。

2008.03.10

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充実の日曜日

書きかけの原稿がようやく終わった。あとは挿絵を入れるだけ。これはもう５分ほどで終了だ。さあて昼から何をしよう。原稿仕事の後はやはり薪仕事である。長さをそろえて切る。太いのは斧で割る。きれいに並べて日干しする。慣れたもので１時間ほどで終わった。さてお次は、っと。体を動かしたので焙りたてコーヒー飲みつつの読書で決まり。20分ほどで読みかけの本を読了した。本日は来客につき外食する予定であったが急遽変更となる。次女は外食を楽しみにしていたので少々がっかり。それじゃあ夕食は手巻きずしにしよう。連れ合いの提案に家族全員拍手。材料は私が買いに行くことになった。娘たちは秘密基地作りで大忙しの模様。近所の子らと集まって昨日のつづきで大々的に秘密基地づくりに夢中である。箕面温泉に行き久しぶりに時間をかけて筋力鍛錬。ベンチプレス100キロ復活。左脚ふくらはぎの肉離れも完治した。サンドバッグ相手に上段回し蹴りもできるようになった。これなら10日後のラグビーに出場できるかも…。などと淡い希望を胸に抱きつつ温泉で心身を癒す。図書館に寄り鮮魚館に向かう。脱稿後の達成感と身体復活の充足感で気分がいい。よって外食予算をそっくりそのまま手巻き寿司のネタ代へと移行したのだ。マグロ・タイ・カツオの刺身を冊で購入。有機栽培キュウリそれにウナギも奮発して買った。娘たちも喜ぶだろう。夕方６時に帰宅。娘たちはまだ秘密基地作りをしていた。立ち木にひもをかけそこに葉っぱの屋根をつくっていた。中は丸太をきれいに並べている。基地の周りの土に枝を突き刺し植林までしていた。完成したから写真を撮ってとせがまれハイチーズ。案の定、大奮発の手巻き寿司に娘たちは大喜び。基地の完成を祝い乾杯もした。ああいい日曜日だ。

2008.03.09

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黄金休日返上

予定表を見ると本日は空欄日。朝は焙りたてコーヒー飲みつつの読書三昧。昼からは薪仕事。夕方に箕面温泉。休日における至福の黄金律が頭に思い浮かぶ。ところが予定表の欄外に、「『楽しい体育』原稿(クロール)3/12必着」とある。おおこうしてはいられない。この土日に脱稿せねばならなっかたのだ。机に向かうと目の前にある山積み飼料が気になり出す。まずはこれを片づけよう。片づけているうちにいろいろやらねばならぬことを発見した。本日中に図書館に返却せねばならない本も数冊ある。未読の本２冊を高速すべり読み。追いつめられた状況で読むとかなり早く読めることを実感しうれしくなった。おかげで脳も活性化され原稿の構成もできめどがつく。娘たちは近所の子らと雑木林で秘密基地づくりをしている。脱稿したら一緒に遊びたいと思いつつキーボードをパコパコ叩いた。

2008.03.08

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安全で美味しいお菓子を食べさせたい

午後から講堂で６年生全体のお別れ会。いわゆる茶話会を行った。お菓子をつまみお茶を飲みつつ各班の出し物を見る。学校でお菓子が食べれる。私なんかは６年生のときに心が弾んだのを今でも覚えている。果たして子どもたちはどうだったのだろう。お菓子と紅茶は安全なたべものネットワークオルター【＊】から購入した。【＊】オルターは原料段階・飼料段階からポストハーベスト農薬、遺伝子組み換え、チェルノブイリ放射能汚染、トランス脂肪酸、食品添加物、レトルト食品などを追放し、「国産」「無農薬」にこだわっています。（「オルタくん」より）注文から購入まで実はかなり面倒な手続きを経なければならなかった。子どもたちのことや予算などを考慮しつつお菓子を選ぶ。注文書など各種書類の作成。担当者との電話でのやり取りも数回に及んだ。そんなこんなで昨日お菓子が全部届いたときには本当にホッとしたのである。届いたものは次の通り。・あん入り豆大福もち（幸崎けやき堂）・弁天堂のシュークリーム（弁天堂）・井関さんのひなあられ（井関製菓）・雛あられ（精華堂霰総本舗）・プレーンビスケット（ぷくぷく堂）・南印度紅茶（グリーンアイズ）お別れ会後の片づけで皿洗いを手伝ってくれた子らに聞いてみた。「今日のお菓子、どうやった？」「おいしかった」「私、ああいうビスケット、好きやねん」「素朴な味がしたやろ」「はい」ああ、よかったなあとしみじみ思いつつ皿を拭く私であった。

2008.03.07

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卒業式の呼びかけ指導を始める

卒業式の呼びかけを指導する。６年生全体で行うのは今日が初めて。当然ほとんどの子がまだ覚えていない。まずは声を出す練習をする。全員立って自分の台詞を一斉に言う。一斉に言うから大きな声も出やすい。しかもこれは数秒で終わる。１回・３回・１回とやり合間に指導を入れ３分ほどで終了。次は台本を見ながら最初から最後までを通す。・大きな声を出す１回目はこの点を意識させる。途中の歌や５年生の台詞は省略する。このとき途中で指導は入れない。とにかく今の状態をしっかり観察するのである。一通り終わったところで、「全体的に大きな声が出ていました」と評価し次の２回目は、・間を開けてゆっくり言うことを意識させ２回目の通し練習。１回目よりも数段よくなったことを評価する。３回目はひな壇で行う。座席からひな壇への移動練習を２回行い通し練習。この段階でもう覚えていて台本を見ないで言っている子もいる。通し練習のときはできるだけ合間に口を挟むような指導はしない。流れがとぎれ緊張感や集中力が落ち効果的ではないからだ。そこで私は５年生の台詞を全部一人で言った。大きな声で、間を開けてゆっくり言うことを意識して。「とてもよくできていました。　明日は台本を見ないでやっていきましょう」そんなことを話して本日の呼びかけの指導を終えた。卒業式まで後９日。明日は６年生全体で行う「お別れ会」もある。マイカップ持参で紅茶やお菓子もいただく。

2008.03.06

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教室ワックスを考える

本校では床のワックスにアウロワックスを使っている。トルエンやキシレン・ホルムアルデヒド類といった危険な化学物質のない無農薬・天然原料でつくられたドイツ製のワックスである。アウロ床ワックス　1リットル缶従来の合成樹脂ワックスのようなテカテカした光沢ではなく、しっとりと深みのある落ち着いたツヤが出る。そもそもワックス本来の目的はテカテカに光らせることではない。床材を永持ちさせることだ。ところがアウロを初めて使う方の中にはこの点で違和感をもたれる方もいる。「いくらアウロでワックスがけしても光らない」さらに、「アウロだとほこりが出やすい」と言う方もいる。たとえそうであったとしても、「だから従来のワックスを使うべきだ」という意見には賛成しかねる。アウロワックスでは従来のワックスのような光沢は出ない。まずこれを受け入れてほしい。ワックス本来の目的を再確認してもらいたいのである。ほこりが出やすいのならその原因をまず解決しよう。ほこりの原因の多くは下履きの裏につく運動場の土や砂である。階段や廊下の掃除では毎日たくさんの砂がゴミとして捨てられている。ならば、・土オチのよいマットを効果的な場所に設置する。・マットで靴裏の土をよくぬぐう指導を徹底する。・ハタキなども用いて教室の掃除をこまめにする。こういった取り組みをするのが先決であるように思えてならない。それに従来のワックスに変えてもほこり問題は解決しないだろう。ほこりっぽい階段や廊下の砂や土の問題が解決されない限り。従来のワックスを使用した教室に入ると私は頭がクラクラする。本校に転勤した当時はほんとうにつらかった。ワックスがけ後の職員室では仕事なんかできないほどだった。私はともかく子どもたちならなおさらではないだろうか。床から出る化学物質に一番近い位置にいるのは椅子に腰掛けている子どもたちである。授業中なかなか集中できない原因の一つに従来の石油系ワックスがあると私は確信している。シックスクールという言葉を初めて聞いたのが確か10年ほど前だった。従来のワックスを使うことは避けたい。後退してはならないと思うのだ。

2008.03.05

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夜の絶景で眠りにつく

夜、庭に出ると、大阪平野が一望できる。夜だから大阪の街の明かりが遠くに見える。右に神戸野の町あかりが見え左には生駒山が影のごとく見える。その生駒山あたりから光る物体が見える。だいたいいつも３つの光が見えるがたまに４つも見えるときがある。止まっているように見えるが、よく見るとそれらは動いているのである。未確認飛行物体ＵＦＯではありません。この光る物体は飛行機である。伊丹にある大阪国際空港に向かう飛行機だ。夏だと庭に出てこの素晴らしい夜景を見つつ酒などを飲む。淀川やＰＬの花火大会の日には家族で遠くのそれを見ることもある。けれど今はまだ寒いから庭に出てゆっくり夜景を楽しむことはない。ところで今日は久しぶりに次女と寝ることにした。二階にあるあの二段ベッドでだ。二段ベッドのすぐ横には窓がある。少し顔を横に向けると窓である。この窓から夜景が見えるのだ。庭で見るより素晴らしい夜景である。庭より高い２階の窓、それも二段ベッドからなので窓の上の方から外が見渡せる。はああああ…。ため息や感嘆の声が入り交じる。二段ベッドがわが家に来てから娘たちは毎日こんなに素晴らしい夜景を見ながら眠りについていたのだなあ。これならきっと毎日すてきな夢を見れるだろうなあ。ああいいなあ。そんなことを思いつついつのまにか私も眠りについた。

2008.03.04

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満腹ひな祭り

今日はひな祭り。家に帰ると年に１回の贅沢なちらし寿司が待っている。そこにはオルターで購入したほんまもんのイクラが乗っているのである。あらうれやしや。年に１回のご対面なのだ。今年わが家では初めてひな壇つきのひな人形を飾っている。先月の２月10日につれあいの両親が設置してくれた。つれあいが幼いころに購入した立派な七段飾りである。そこに雛あられや先のちらし寿司もお供えする。今回は桜餅まであった。おおこれもオルターで購入したものだなと思った。しかしそれはちがっていた。ご近所のＫさんが作った手作りの桜餅だったのだ。うぐいすあんと白あんで実に実にうまいのなんの。６個入りのオルターのそれと同様見事な桜餅だ。昨日はご近所のＨさんからきびなごの甘煮をいただいていたので、お返しにとつれあいは手作りのケーキを娘たちに持ったいかせていた。ああこういう近所づきあいっていいなあとしみじみ思うのである。さて、ひな祭りといえば甘酒である。幸い冷蔵庫には先日これまたオルターで購入しておいた三井さんお勧めの酒粕がある。これで甘酒を作ろうと思ったが生憎しょうががない。それでも飲みたし甘酒や。しょうがないので代わりに塩を代用した。なかなか思うような味にならず最後はとうとう秋鹿を混ぜたりして飲んでもみた。やはり甘酒には生姜がいりますなあ。甘酒もどきでかなり腹が重たく感じたが年に１回のイクラ入りちらし寿司は残さずきっちり頂いた。イクラ君また来年あいましょう。

2008.03.03

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置かずにしまうしまつの掟

「調理台に一切ものを置くな。　そこは調理台であって物置ではない」これは食文化研究科の魚柄仁之助さんの「しまつの掟　その１」。魚柄さんの著書『冷蔵庫で食品を腐らす日本人』30頁にある。冷蔵庫で食品を腐らす日本人引用を続けよう。「台所が常にきっちり片づいておれば、　料理にとりかかるのも早いもんだが、『さて、夕食のしたくをするか』　と台所に立っても、　昼食の器が流しにそのまま放置されてたり、　冷蔵庫の中が散らかっていてどこに何があるのかやらわからなかったり、　お昼の煮物が大量に残っていてすえたにおいがしておったりすると、『やる気』はそがれてしまう。　１食ごとのしまつ、　区切りをきっちりすることが台所仕事の持続につながっておるようです」　（同書29頁)もう全くその通りである。これは「調理台」を「机」に置き換えて読んでもいい。「机に一切ものを置くな。　そこは机であって物置ではない」教室や職員室の私の机はこの掟が守られている。しかし自宅の机となるとあまり守られてはいない。これではいけない。娘たちへも影響しそうで早急にこの掟を守ろう。「しまつの掟　その２」は、「使わぬ道具はしまつする」「その３」が、「流しにものを置かない。　使った道具、器はその時・その場で洗い、　水切りに移す」「人間って、　食後の後はゆっくりくつろぎたいもの。　だから使った器を流しに置いてゆっくりしてしまう。　しかしだ、　１食で使った器を洗うのにどのくらいの時間がかかるだろう。　使い終わってすぐの茶碗なら米粒もたやすく落ちる。　　油のついた皿は後で湯洗いすればすむ。　　ウチのように２人暮らしなら、器洗いも１分ですむんですね。　これを先送りにするから汚れ落としもまた大変なこととなり、　持続性を失うのではなかろーか？」　（同書34頁～35頁）言われてみればもっともなこと。納得すれば即実行である。夕食後わたしは家族の食器を手早く洗い水切りに移した。３分もかからず作業終了である。つれあいにも喜ばれ私もうれしくなる。明日からも続けよう。食器洗いに先送りはなじまない。これは日常の仕事にもあてはまる。よ～し、まずは机上整理にとりかかろう。

2008.03.02

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個人的な話

久しぶりに学力研の常任委員会に出席した。１時半から５時まで私は発言することなくただただ他の常任の方々の話を聞くだけであった。いつもたいていそんな感じである。果たしてここに参加している意義があるのだろうか。私の存在理由とは…。なんてことも考えたりしていた。まあしかしどこの会合に参加しても私はほとんど話を聞くばかりである。自分から進んで発言することはめったにない。発言を求められれば発言はするがそれとてほんの一言二言である。そう言えば飲みに行っても聞くばかりの人生だなあ。相手が話し終わり少々間が空くと相手に質問をするくらいである。聞くばかりの会合、聞くばかりの飲み会がほとんどだ。なんでだろう。もともと話すのが苦手ではある。しかしそれだけではない。そういった会合や飲み会の多くは私より年上の方が多いのだ。つまり年上の方をさしおいて私が話すというのは失礼であるという思いが染みついているのである。でもそれだけではない。私が参加する会合や飲み会には個性的な人が多くみんな話すのが大好きな人ばかりなのである。そういった人たちの話は実に面白く私は聞いているだけでもう充分と思ってしまうのだ。またそういった人たちがいない会合や飲み会には私はほとんど参加したことがない。それでもまあたまには聞くばかりでなく話したい衝動にかられることはある。そういうときは同年代の気の合う友人と飲んだりすればいいのだが、気がつけば近くにそういう友人がいないである。ここ数年私が親しくお付き合いしている方々は圧倒的に年上の方々が多い。年下の方も少なからずいる。しかし同年代は…、いないではないか。中学時代からの友人たちは行方がわからない。Ａは医者になり今は四国にいて絶望的に会えない。高校時代からずっと悪友だったＩは８年前に交通事故で亡くなった。大学時代の友人たちは私と同じ小学校教員だが多忙につき飲みに行くなんてことは皆無である。今唯一年齢が近い友人で頻繁に会うのはＡさんだけだ。Ａさんは私より１つ年上である。Ａさんとは毎月１回大阪教育サークルはやしで会っている。しかし最近はやしの参加者が増えＡさんときっちり話すということがないのである。今日の常任委員会でもＡさんと話す機会はなかったほど。２人でサークルをしていた10年ほど前はよく２人で飲んで大いに語り合ったものだ。常任委員会後そのＡさんを誘い２人で飲みに行った。久しぶりにＡさんとさしで飲み食べ話すことができた。ああこういう時間の過ごし方も大事であるなあ。そんなことをビールジョッキーに入った芋焼酎のお湯割り(280円)を飲みつつ思ったわけであります。

2008.03.01

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