算数でも注目の赤マル
算数で「大きな数」の授業をしている。今日は「兆」を教えた。数が多くなるとなかなか読みにくい。例えば、こんな数字を読む場合。1000000000000000円右から、「一、十、百、千、万、十万、……」と位を数えて、ようやく千兆円と読める。日本の位取りは4ケタごとなので、1000,0000,0000,0000円と4ケタごとにコンマを入れると読みやすい。4年生の子らにもそう教えた。これでも習いたての4年生の子らにはわかりにくいかも知れない。板書を見つつそう思ったのだ。そこで4ケタごとに赤いチョークで円く囲んでみた。その上に同じく赤で「万」「億」「兆」とも書く。こうすると実に分かりやすい。視覚的にパッと見て分かるのだ。実に些細なことだが私にとっては新鮮な発見であった。ちなみに1000兆円というのは、国と地方自治体を合わせた日本国政府の借金。教科書では確か福岡県の予算であったが手元に教科書がないので手元にある本から引用した。「日本のGDP約500兆円に対して約2倍もの借金を背負ってしまっている」浅井隆『2010年の衝撃』(第二海援隊、2007年)79頁より2010年の衝撃