総選挙後のドイツの脱原発は…
「環境先進国ドイツに学ぶ勉強会」に参加した。ドイツでは2009年9月27日に総選挙が行われた。その結果、CDUとFDPが連立与党となった。CDUはキリスト教民主同盟。FDPは自由民主党。いわゆる保守政権である。SPD(社会民主党)は大きく後退した。前回はCDUとSPDの大連立。しかし今回CDUはSPDではなくFDPを選んだ。SPDと緑の党との連立政権は前々回のことなのですね。脱原発のドイツだがどうなるのだろう。原子力発電所から出る放射性廃棄物。いわゆる核のゴミ。日本にはそれを処分する場所がまだ決まっていない。一方、ドイツはどうか。その候補としてあがっているのがゴアレーベン。いわゆる最終処理施設である。岩塩層だから安定しているという。総選挙前にゴアレーベンで大きな反対運動があった。緑の党はそれで議席数も伸ばしたのだがSPDの大後退。そしてゴアレーベン支持のFDPが政権与党。ドイツの動きにも注目していきたい。