カントを見習おう
実は休日カントを読もうと本屋に行った。『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』名前だけ知っていたカントの著作を手にする。パラパラとしたとたん怯んでしまった。慣れない字体でなおかつ文字が小さい。訳が古いのか読みにくそう。かなりのページ数である。Mさんはこれを原著で読んだのかあ。そのMさんにして1頁を読解するのに20分。果たして私は生きている間にのこ3部作を読めるだろうか。途方に暮れたのだ。その日は購入をせず図書館に戻った。そして次なるカントの著作を借りたのだ。『永遠平和のために』(集英社、2007年)これは短編でしかも新訳で読みやすい。1時間ほどで読めた。ところでドイツ人は時間厳守であるという。他の欧州人からはそういわれるらしい。カントも時間厳守の人。「カントの散歩で時計を合わせる人もいた」という話は有名ですね。私もカントを見習い時間厳守で行こうと思う。さすればあの3部作を読む時間も確保できるはず。時間厳守で行カントな。