あれに比べれば大したことはない
1990年5月16日に首の手術をした。脊髄神経を圧迫していた背骨(頸椎~胸椎)を切り開く手術。術後1週間は寝たきりだった。この1週間は筆舌に尽くしがたい。もう二度とあんな経験は絶対したくない。今でも強くそう思っている。ところで本日こんな夢を見た。その手術の夢である。入院から手術直前までをなぞる長い長い夢だった。私はもう嫌で嫌でたまらなく夢の中でずっと泣いていた。そこへ死んだ、母や義父や弟が現れた。何を言うのでもなくただ黙って見守ってくれていた。いよいよ手術開始。「やめてー!」夢の中で叫んで目が覚めた。麻酔が切れたのですね。ああ、夢でよかった。背中は汗でびっしょり。ボーン、ボーン、ボーン、……。そのとき時計が12回鳴った。やっと不調の6月 は終わったのだ。さあ7月の始まり始まり。