安部公房『燃えつきた地図』2014.09.24 水
今年から小説を読むようにしている。去年までは専ら小説以外を読んでいた。小説も読むと面白い。食わず嫌いだったようだ。最近は物理空間より情報空間の方が次元が高いと考えるようになったからますます面白い。それはさておき知人からオススメの作家を聞いて読む。東野圭吾・重松清・大沢在昌・海堂 尊・湊かなえ・桜庭一樹・角田光代・…。読んで納得。もちろん椎名誠は別格。安部公房は高校の教科書で読み、その後『箱男』を読んだきりだったが、現代文の超有名講師・出口汪さんが『R62号の発明』を薦めていたので、ついでにこの『燃えつきた地図』も読んでみたのだ。1967年、私が生まれた翌年に刊行された。それなのに今と重なることが少なくない。さて次は。燃えつきた地図