『オリジン』(ダン ブラウン)旅終了 2019.12.29(日)
Kさんに借りている文庫本『オリジン』下巻を再読し次の記述に感銘を受けた。「先見の明のあった都市計画家イルデフォンソ・セルダは、正方形の街区の四隅を削って小さな広場にし、この地区の交差点すべてを拡張した。その結果、見通しても風通しもよくなり、戸外カフェのためのスペースもあり余るほどできた」(62頁)オリジン 下 角川文庫 / ダン・ブラウン 【文庫】オリジン 下 (角川文庫) [ ダン・ブラウン ]確かにバルセロナを歩いてると何度もそんな交差点を目にして不思議に思っていたが、そういうわけだったのだ。前回もこの記述は読んでいたがほとんど実感がもてず記憶にも残らなかった。しかし実際に小説の舞台を訪れると臨場感が半端ではない。これはほんの一例でまだまだ読み飛ばしているような記述がたくさんあるはずだ。昨日はパエリアを食べたあと「ウィンストンの自画像」をGoogle マップで探して現地にも訪れることができた。ああここでラングトン教授はあの動画を…、などとしみじみ思った。