下の子のＨが小さい頃、スヌーピーが好きだったのね。(今も好きなのかな？）

だから、ようちゃん２号、某コンビニのキャンペーン期間中、１０５円のパンを朝ごはんとして毎日買って、そんで、昼ごはんも可能なかぎりその某コンビニで買うようにしてシールを集めていたことがあった。

「離れていても、お父さんはＨのこと、気に掛けているよ」ってアピールしたかったのかな？

言われもしないのに勝手に自分で集めて景品に換えておいて、そして、いつか渡してあげようと思っていたのね。

そんなんで、そんなスヌーピーのご飯茶碗みたいの、２つ持っていた…。


Ｈに渡してあげる機会を狙っていたのだけれど、あるとき元妻に聞いたら、元妻はそのキャンペーンをちゃんと利用していて、「もううちにはあるから、いらない。Ｈにだけ１個あればいいから…」って言われた。

あえなく敗退で、渡せなくて箱に入ったままのやつ、家に２つ持っていた…。


で、この歳になって初めて一人暮らしをはじめたでしょ？

だから、今まで使わずに箱ごとしまっておいたものを自分で使うことにした。

「２つあるから、ご飯茶碗と味噌汁のお茶碗にちょうどいい」って思ったの。


…やっと、タイトルの｢いとじり」ってことに入っていくんだけれど、このスヌーピーのやつ、いとじりがないのね。

細かいことを言うようだけれど、そして、実際に使ってみてはじめてわかったことだけれど、いとじりがないってことは大変なことで、これがないために炊き立てのごはんやアツアツの味噌汁がこの容れ物だと熱くて持てない。

昔、国語の授業で『殿様の茶碗』っていうのがあったことを思い出したよ。
（すごく薄く作った茶碗でご飯が出てくるものだから、毎回、熱さに苦しめられたっていう殿様の話）

なんかね、こういう、詰まんないことだけれど大切なことっていうものが一人暮らしをしていると少しずつわかってくる感じがする…。

今まで、そんなこと気にも留めなかったんだけれどね…。。