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カテゴリ:詩
行っちまったのは景色の方で
俺は電車の中に取り残された いい男とみるとすぐによろめく あんたを見てるのはつらいけれど 心の支えを誰かに求めるよりも 自分でつり革をつかんだ方がはやいぜ 時代 時代 時代 時代とうい名の電車が 走ってゆく 時代 時代 時代 行き先も分からず 走ってゆくだけさ 永遠に続くと云うわけじゃない ただ最初から最後まで突っ走るだけさ 色褪せた栄光が色褪せたままだとしても 子供たちよトレイントレインを歌い続けておくれ 国会議事堂まで聞こえるように ふるさとに残した母さんに聞こえるように 時代 時代 時代 時代とうい名の電車が 走ってゆく 時代 時代 時代 カラッポの荒野を 走ってゆくだけさ つり革広告が誘っている 疲れたサラリーマンが眠っている トンネルを抜ける時の轟音が 僕らの会話の邪魔になるとしても 窓は開けっ放しにしておいとくれ 汚れた空気でも風を感じていたい 時代 時代 時代 何処へ着くのって君が聞くけれど アナウンスは何にも応えてくれない 時代 時代 時代 何のために生きてるのって君が聞くけれど 時代 時代 時代 殺し合うためじゃないとしたらもちろん愛し合うためさ 時代という名の電車が 走ってゆくだけさ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年09月05日 01時49分09秒
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