MY SWEET ROOM

水曜日に父が頭を手術。

手術が終わってすぐお昼ごはんを食べられたそうです。
手術と言っても、部分麻酔でほんの数センチ2箇所切っただけだけれど。
「30年前だったらもう死んでたな」と父が言うのもわかります。

まず腫瘍を見つけることも出来なかっただろうし。

手術当日は家族だれも行ってあげられなかったけど・・

先生に「誰も来ないんですか？」と驚かれたそうです。
弟も早退やら休暇やら、父の事では会社に迷惑をかけているので、
休めないし・・

病院ってこれまたすごい。
ひとりの人も多いから、体ひとつで入院できるように、
タオルやらコップやら、入院セット一式借りられるんですよー。


お見舞いに行くだけでも気が重かったりするのに、
病院までの繁華街を歩くのがもっと嫌。
ネオンチカチカ。
あーっ、我が家の辺りは、空が広くて空気も澄んでいて（東京の中ではだけど）
昨日も星が綺麗だったのになぁーーー。

綺麗な星空を見ても心癒される余裕がなくなってしまったのは残念だけど。


全身麻酔が出来ないから、部分麻酔で小さく切ったのに・・
もうすっかり腫瘍を取ったつもりでいる父は・・ある意味すごい。
病気に対して、あまりに前向きで。
不安のふの字も見当たりません。

でも手術の前に私たちを呼び出し、何かあったときのことを
話してくれた父。

色々なことがあって、父親の背中が小さく見えたりしたけれど、
それでもあの強さは、並大抵の男ではないことを思い知らされます。

好き勝手やりたい放題の超わがままな人ですが・・


頭を剃ったあとすら見当たらないような感じ。
痛み止めを飲んではいるけど、手術後もほとんど痛くないそうです。

切った翌日には煙草を吸いたくて仕方なかったらしい・・
最近病院の外に喫煙場所を見つけて・・
「そんなに見舞いに来なくていい！」と言ってた人が、
ころっと変わって・・
「昨日煙草が吸いたくて仕方なくて。昨日来てくれればと思ってたんだ」
だと。

病人に煙草を吸わせなければならない私たちの身にもなってくれー！


酸素吸いながら、煙草。
やんなっちゃう。


頭切って、少しは元気を失ってるかと思ったのにぃ。
もう少し術後しんどくしといてくれないかしらっ。
痛み止めあげないとか・・さっ。


楽でよかったね。