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カテゴリ:歴史
「とじょうてい」と読みます。千葉県のJR松戸駅徒歩10分の丘の上にあります。
ここは最後の将軍徳川慶喜の弟の徳川昭武(1853-1910)の屋敷だったところです。1884(明治17)年に建てられて、1951(昭和26)年に松戸市へ寄贈されています。建物は2006年に国の重要文化財になっています。 私が行った日は暑い日でしたが、建物は非常に風通しがよかったです。庭からは江戸川を越えて東京都内が見渡せます。 徳川昭武は幕末の1867年、13歳で将軍慶喜の名代として、パリ万国博覧会に派遣され、ヨーロッパを歴訪しています。明治維新を機に帰国し、最後の水戸藩主になります。その後1883年には29歳の若さで水戸徳川家当主の座を退き、翌年この戸定邸に移り住んでいます。 徳川昭武は慶喜と同様に写真が趣味で、明治期の松戸近辺の写真を数多く残しています。これらの写真は戸定邸の隣にある戸定歴史館に所蔵されています。 その中にとある農家一家を写した写真もあるのですが、殿様に写真を撮られるということで、その家族が妙に緊張してしまったり下を向いてしまったりしているのが面白いところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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