目指せ！インテリ風（注：インテリではありません）

今年の大相撲はどうなるか？私なりに展望してみたいと思います。

まずは優勝の行方ですが、昨年は年6場所中4場所を白鵬が制し、残り2場所は朝青龍が優勝しました。白鵬は今年は5場所制覇を目指しているようですが、さすがに5場所はちょっと厳しいのではないかという気がします。

まだ白鵬の相撲は完成されておらず、取りこぼしもみられます。この前の九州場所でも優勝はしたものの3敗もして、朝青龍が出場していたら優勝は危うかったかも知れません。でも3場所くらいは優勝できるのではと思います。ケガさえしなければの話ですが。

朝青龍が何回優勝できるかは、白鵬次第だと思います。初場所どんな様子か見てみないとわからないですね。休場明けの場所というのは相撲勘がなかなか戻らないので、いきなり優勝するのは難しいと一般的には言われていますが、白鵬が下位の力士に取りこぼしを続ければ、優勝してしまうかも知れません。でも簡単に独走してしまうようでは、他の力士は朝青龍が2場所休んでいた間何をしていたのかと言われかねないですね。

両横綱に続く力士ですが、新横綱や新大関は果たして今年誕生するか？ちょっとまだイメージが浮かびません。大関陣はケガ続きだったり高齢だったりで、勢いをあまり感じません。魁皇はあと何場所もつかという感じですし、琴欧洲も大関の地位を維持するのがやっとではないかと思います。

関脇以下の力士では、安馬がここ2場所連続して10勝していますが、あまりよく見てこなかったのでわかりません。体はよく動いているなという印象はあります。

それ以外では、把瑠都はケガが完治すれば大関候補かも知れません。あのパワーは末恐ろしいものを感じます。把瑠都とがっぷり四つに組んだら横綱大関といえどもなかなか勝つのは難しいでしょう。

日本人力士の中では、豪栄道が注目され始めていますが、これもまだよくわかりません。昨年は後半に急浮上してきましたが、今後は研究されるでしょう。それを乗り越えられるか。

稀勢の里は伸び悩んでいる感がありますが、三役あるいは幕内上位で毎場所横綱大関と対戦する位置にはいるでしょう。左四つの型を完成させれば、上も見えてくると思うのですが。

土俵の外では、もうすぐ協会の理事の改選時期を迎えます。どういう顔ぶれになるか？私は新しい理事長に期待したいと思います。昨年は対応がひどかったですね。

横綱審議委員には今後も辛口の意見を期待します。協会の御用委員会になってもらっては困ります。