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2008年06月11日
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カテゴリ:映画・テレビ
まだ76歳。大変残念です。故淀川長治氏と並ぶ日本を代表する映画評論家と言ってもいい存在だったと思います。

日テレ系の金曜ロードショー(水曜ロードショー)の解説を長く務め、番組最後の「いやあ、映画って本当にいいもんですね」のセリフはあまりにも有名です。それ以前は映画配給会社の宣伝マンで、洋画に邦題をつけたりもしていたとは、私も全く知りませんでした。

最近は映画評論家としてよりも、やはり何といっても自ら製作、脚本、監督,主演を務めた「シベリア超特急」、いわゆる「シベ超」の水野晴郎として有名だったと思います。私も以前このブログで書いたことがあります。

作品のレベルはどう転んでもC級映画ですが、熱烈なファンを生み、シリーズ化もされました。シリーズ最終作も準備されていて、北野武の出演も内定していたようですが、残念ながら撮影開始には至りませんでした。

本来なら追悼番組でこの「シベ超」が放映されてもよさそうですが、今のところ一部映画館での上映が決まっているだけで、テレビ放送の予定は立っていないようです。さすがにあのレベルの映画を公共の電波に乗せるというのは、各局ともリスクが大きすぎるのか?かなり勇気がいるだろうと思います。

私はまだ第1作しか見たことがないのですが、とにかく映画評論家が自分で映画を作ったということだけで、もう素晴らしいと思います。俳優が自分で映画を作るというのはしばしばみられますが、映画評論家が映画を作るというのは、私は今のところ他の例を知りません。

最近ありがちな辛口の評論家たちがもし自分で映画を作ったら、きっと大変な批判の渦に巻き込まれるかと思いますが、水野晴郎氏の場合はどんな映画でもいいところを見つけて解説するスタイルだったため、あまり厳しいバッシングに遭わなかったのではと推察します。もっとも、あれだけ徹底した駄作ぶりでは、コメントの出しようもないかも知れませんが。

主演水野晴郎のセリフ棒読み、1つしかないっぽいセット、どんでん返しの連続のむちゃくちゃなストーリー展開・・・、「シベ超」を超える作品を作るのもなかなか至難の業だろうと思います。映画に対して我々が抱いているイメージを一変させてくれる映画かも知れません。二度とは言わないまでも、一度は見ることをお勧めします。

もし「シベ超」がテレビで放送されるとしたら、水野晴郎氏本人はどんな解説をつけるのか、ちょっと聞いてみたかった感じはします。





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Last updated  2008年06月14日 00時34分36秒
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