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カテゴリ:映画・テレビ
12月12日は日本映画界の巨匠・小津安二郎(1903~1963)の生誕の日であり、また命日でもあります。
私が見た小津映画はまだ両手にも届きませんが、10年以上前に池袋の文芸坐で「生れてはみたけれど」を見たことがあります。これは1932年の作品で、音声がなく字幕です。画面も白黒です。見た時はちょっとピンときませんでしたが、かなり高い評価を得ている作品だということを後から知りました。 その他はだいたいレンタルビデオで見たのですが、「秋日和」「秋刀魚の味」「小早川家の秋」「東京物語」あたりは見ました。小津作品は家族を題材にした作品が多く、いつの時代にもどこの世界にも通じる普遍性を感じます。 小津作品で最高傑作といわれているのは「東京物語」ですが、確かにこれは非常に印象に残りました。1953年の作品です。でも公開当時は国内ではあまり評価が高くなかったようです。海外の映画関係者の間では絶賛されている作品なのですが。 また、個人的には「東京物語」と同じくらい「小早川家の秋」も記憶に残っています。これは1961年の作品です。小津最後の作品は「秋刀魚の味」ですが、これは1962年の作品で、映像はカラーです。 大河ドラマの主人公は権力者やその周辺の人物が多いですが、そろそろ文化人をもってくるのもどうだろうか、とちょっと思いました。小津安二郎なんかどうだろうかと。NHKにとってはちょっと冒険かも知れませんが。小津安二郎では話を1年もたせるのは難しいかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年12月17日 12時30分43秒
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