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土曜、日曜と2日連続でまたまた大阪までセミナーに行って来ました。
今回のセミナーも前回までに参加した ・レントゲンの読み方セミナー ・虫歯予防セミナー ・ブラッシング指導セミナー ・歯周検査のセミナー と同じ、大阪在住の歯科衛生士・長谷ますみさんの主催されている「みんとセミナー」の中の「SRPクリニカル・ベーシックコース」で、わかりやすく言えば、歯ぐきより下についている歯石を取る、一番基本(初級)のコースというもの。 ここんとこ5月、6月、8月と月イチペースでセミナーに参加しています。 ついでに9月にも今度は経験者向きのセミナー、中級ミドルコースにも参加の予定なのです。(こちらも2日間) こういうセミナーに行く時いつも思うのが、私が最年長かも・・・という不安。 しかし、いつも上には上の方がいらっしゃるようで今回も25名の参加者のうち、私は上から4番目!?くらいでした。 私と同世代や復帰組の衛生士に共通して言えることは学生時代には歯ぐきより下についている歯石を取るやり方はほとんど習っていないに近い世代の人間なので、できるようになるか、そうでないかは自己研鑽につきるということなのです。 私はSRPのセミナーに参加するのは今回は初めてではなく2年前に他社のセミナーに参加したことがあるのですが、やはり講師の先生が違うと教えるポイントがまた違うので、毎回新鮮な気持ちで講義や実習が受けられます。 参加者は新卒の衛生士や若い衛生士が8割、30代後半以降のママさん衛生士チームが2割といったところ。 SRPが全く未経験な人、私のように実際に患者さんを担当してはいるが、まだ自分の腕に自信がなく、ステップアップしたい派の方もたくさんいました。 中には臨床経験は20年以上あるけれど、SRPができないので一から勉強しようとやってきた超ベテラン衛生士さんも。 1日目の土曜日は14時~19時まで、2日目は9時半~16時までのスケジュールで2日間の予定を終えるとさずがにぐったりでしたが、内容はとても濃いものでした。 今回のセミナーで他のセミナーと違ったのはスケーラー(歯石を取る手用の器具)のエッジ(刃の部分)を効かせるということにとてもこだわったということ。 初日の午前中でみっちり、スケーラーの刃の研ぎ方を練習し、自分で鋭い刃に研ぐことができたら、そのエッジを歯ぐきの中の歯石の底にあて、エッジを歯石にかませるようにして1ミリ動かして歯石を歯の根っこの部分からはずすという一連の動作を何度も何度も繰りかえします。 歯の模型に歯石に見立てたマニキュアを塗り、ひたすらスケーラーのエッジをキュッと食い込むように歯の面に沿わせ、周りの歯ぐきを決して傷つけることなく、歯石(マニキュア)を取る。 恥ずかしながら今までエッジを当てるなんて特に意識したことがなかったので、エッジをベストな角度で歯に当てることがとても難しい! 確かに力任せにガリッと引くとか押すとか、ガリガリと何回もこすったりしても歯石は取れるのですが、余計な力も使うし、効率的ではないんです。 私がスケーラーを持つ手を講師の先生が後ろから手を添えてエッジの効かせ方を教えて下さると本当にエッジが効いでいるのが指に伝わり、模型からカリッカリッとすごくいい音が出るんです。 これは一種の感動ものです。 スケーラーのシャープニング(研ぎ方)も今までは原型を保ちながら研がなければいけない、という観念にしばられ原型のまま先を丸く研いでいたんです。 それが・・・先は丸くしなくてもいい、ひたすら原型の幅に合わせて平行に研ぐなんてこの年で初めて知りました・・・ああ、今までがめっちゃ恥ずかしい。 今まで作った先細りのスケーラーの数は数知れず。 正しく研ぐとひたすら平行に研ぐので先細りなんかには絶対ならないそう。 平行に研いで自然にとがってしまったところを軽く落とすだけというのが正しい研ぎ方なんだそう。 でも、今日からの私はもう完璧にエッジの鋭いスケーラーに研げます!! 年齢に見合ったスキルと経験を持つ衛生士になるために、これからも自己研鑽しつづけたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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