私の実家のある「紀伊」は
万葉集に130余りの歌が詠まれたり
その他にも、たくさんの歌人に愛されたところです。
どんな景色をみて歌を詠んだんやろ
そんな単純な疑問から、
先日帰った時に、その場所に行ってみることにしました
もちろん、紀伊っていうても広いから
家の近くを寄り道がてらにフラフラと・・・ですけど(笑)
田辺市秋津野
ここでは、作者の分からないものが多いですけど
たくさんの歌が詠まれています。
当時の条里制遺構がのこっていて
その周辺の谷あいには火葬墳墓跡や窯跡もあります
だからでしょうか
挽歌も多く詠まれているのは・・・
秋津野に朝ゐる雲の失せゆけば
昨日も今日も亡き人思ほゆ
詠み人知らず
秋津野を人の懸くれば 朝撒きし
君が思ほえて嘆きはやまず
詠み人知らず
実際のところ、
秋津野という所については
奈良県吉野郡の説と
田辺市秋津町という説の二つがあって
確実なところは分かってないのですけど σ(^◇^;)ボリボリ
火葬場跡や窯跡が残るこの場所で
この挽歌を歌うと・・・
ぅ~ん・・
ここかなあ・・と(笑)