日曜日に出かけるまで
笠置寺というお寺のことを何も知りませんでした
山門を入ってすぐに目に付いたのが灯篭で
ちょっと変わってるなあと思ったのがきっかけで
お寺の略紀を読むと、2000年前から山頂の巨岩が
信仰の対象になっていたといいます
この岩石の前から
↓
弥生式時代の有樋式石剣が発見されたそう
実際に建物が建てられて人が住んだのは
1300年前のことで、東大寺の和尚さんだった人が、
大岩石に仏像を彫刻して
↓
その仏を中心とした修験行場になったそうです。
平安時代から鎌倉時代にかけては
宗教の山、信仰の山として全盛を極めたそうです・・・
が、倒幕計画に失敗した後醍醐天皇を
寺に迎え入れたことで、笠置山はすべて
北条氏によって焼き払われたというのです。
たしか習った記憶が・・
「元弘の変」でしたよねぇ
あぁ
ここで、その戦いが・・・
1331(元弘元)年8月26日から9月29日までのほんの一ヶ月ほどの間
後醍醐天皇が住まわれていた行在(あんざい)所あとはこの上に・・・
のぼっていくと・・・
今は屋敷跡もなく
天皇はこの場所に身をおいて
この景色を眺めていたのですね
うかりける 身を秋風に さそわれて
おもわぬ山の 紅葉をぞ見る
後醍醐天皇
その後、少しは復興したものの無人の寺になり、
明治になってやっと、和尚様が住んで
現代の形まで復興したということです
歴史を知ると、その時代に生きてた人の
いろんな声が聞こえてくるような気がして・・・シンミリ