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Apr 13, 2007
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カテゴリ:徒然なこと
今朝テレビで観たニュース。
正直「ボランティア」という響きに
びっくりした。


30歳代で生まれながらに子宮がない女性。
諏訪マタニティークリニックで
50歳代の実の母親が数回体外受精を行ったが
妊娠にはいたらず
今回40~50歳代の代理母を
ボランティアで公募する。
という
記者会見だったらしいんだけれど
顔は映し出されていないとはいえ
ご本人が涙ながらに切実に訴える様子などもあり
国内で代理出産を依頼した当事者が
会見するのは初めてだそうだ。


とてもデリケートな問題で
しかも私は自然妊娠で1子をもうけた身。


「そんな人に子どもが欲しくても産めない人間の
気持ちなどわからない」



と言われれば
確かにそうかもしれない。


折りしも
代理出産でもうけた双子男児の
出産届不受理の判決が最高裁で確定した
タレントの向井亜紀さんが記者会見で


「アメリカでは代理出産は
キリスト教的な奉仕の精神に基づいて行われており
日本人には苦手な考え方だ」



と言われたそうだが
奉仕=ボランティア
のことだから
今回の記者会見の事例も
アメリカ(海外?)からみれば
そこまで珍しいことではないのかもしれない。


でも私自身の身で考えると
「ボランティア」の精神で
自分の体に"他人"の命を宿らせる気には
やっぱりなれない。
妊娠・出産は少ないとはいえ
命に関わるリスクが皆無とはいえないし
10ヶ月間、自分の体内で命を育むことで
ボランティア精神を逸脱した
心境の変化が生じるかもしれないからだ。
果たして「借り腹」は
そこまで割り切れるものなんだろうか?


自分のお腹を痛めてこそ"わが子"。


だとは
思わないし
血の繋がりがすべてではないと思う。
でも
私はそういうイミでは
キリスト教的な奉仕の精神を理解できない
典型的な日本人
ということなのかもしれない。



でも。
既に閉経していた自分の体を女性ホルモンを投与し
妊娠できる状態に戻してまで体外受精を試みた
件の50歳代の実母。


娘が子供を産めないのは、
母親である私の責任とずっと思っていた。
代理出産で娘に子供を抱かせてあげられる
という思いが強かった。




「赤ちゃんポスト」なるものも
設置されようかという時代。
なんか
・・・せつないことだわ。








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Last updated  Apr 13, 2007 09:05:39 AM
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