精霊の守り人/上橋菜穂子
精霊に卵を産み付けられた皇子チャグムと彼を守る女用心棒バルサの異世界を舞台にした冒険ファンタジー。今春アニメ化されNHKBS2で放送中の作品。元は児童文学だそうで・・・。「ハリーポッター」をはじめて読んだときに「児童文学って侮れんなぁ」と妙に感心をしてしまったけれどコレも相当スゴイ。むしろ訳が入らないぶん、表現はわかりやすいし設定がどことなくアジアンちっくなので「ハリポタ」よりもっとすんなり入っていけるような気がする。私的に同時に存在する2つの世界目に見える地上の世界"サグ"と普段は目に見えない別の世界"ナユグ"この設定。ツボです。チャグムが健気でカワイすぎ。私が読んだのは新潮文庫で文庫化されたモノ。今回の物語の決着はついたもののロングセラーのシリーズモノなんだよな~とりあえず次シリーズの文庫化などを悠長に待ってはいられないかも。とにかく設定といい終わり方といい文句ナシの良質な1冊デシタ♪戦闘、格闘シーンがあってもむやみやたらにヒトが死んだりしないところが唯一児童文学っぽいところなのかしらん?ウチの娘も読んでくれたらなぁ~まだムズカシイかなぁ~