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ようこそ!0歳~小学生の読み聞かせ絵本へ
カテゴリ:乳幼児向けおすすめ本
朝晩、すっかり冷え込みますがいかがお過ごしでしょうか。 さて、ここのところすっかりご無沙汰してしまった絵本を紹介しますね。 長新太ってやっぱり偉大ですよ。 長新太が亡くなってから久しいですが、亡くなってからも新刊があれこれと出ています。 長新太は相変わらず、根強い人気を誇っているということだと思いますし、 本という媒体は著者を永遠の存在にするものなのかもしれません。 さて、今回紹介するのは、『プアー』という絵本です。 『プアー』 対象年齢:乳児・幼児 オススメ度:★★★★★(ぜひ読んで欲しい) 最初、読んだときはなんだこれは?と疑ってかかっていました。 実際、僕の同僚たちも、「良さがいまいちわからない」とか、「大人好み」とか散々な評価でした。 ところが、ところが、です。 僕が、乳幼児向けのおはなし会で紹介したところ、思いのほか、子どもたちの食いつきがよいのです。 お母さんもにこにこ楽しそうにしてました。 僕は、この本をあちこちで紹介して回ったのですが、どこでも好評ですね。 さて、内容を紹介しますね。どうということはないですよ。 犬が「わんわん」と登場します。周りは広い野原でしょうか。 プアー と、当然しっぽが膨らみます。 プアー 今度は両耳が膨らみます。 プアー 今度は口が、鼻が、膨らんでいきます。 ページに収まりきらないほど体のパーツが膨らみ始めます。 いったいどうなることやら… 最後はどうなるかはお楽しみ。 相変わらずのナンセンス絵本なんですけど、やっぱり読み聞かせしていて 愉快な絵本だと思いました。 この絵本は、長新太が亡くなる数ヶ月前に描いたラフスケッチに、和田誠が色をつけて完成させた絵本なんです。 友情を感じさせますね。 長新太が生きていたら、きっとこのピンクつかうだろうなぁという色使いです。 未完成の作品を完成させて世の中に出す。 賛否両論はあるかもしれませんが、この絵本をみて喜ぶ親子を見ると、 未完成作品を世の中に紹介するのは、いいことなんではないかと思いました。 それにしても、やっぱり長新太はやっぱり偉大です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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