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カテゴリ:書店員のつぶやき
おせち料理は作りましたか?
お正月気分も抜けた今、唐突に、こんな質問をするのは、ちょっと時期はずれかな?と思ったのですが、お許しください。 我が家では、ささやかですが、妻が奮闘して、作ってくれました。 栗きんとん、紅白なます、伊達巻、田づくり・・・などです。 僕が幼少の頃って、まだ、重箱に料理を詰めて、お屠蘇をいただいて、お汁粉、お雑煮を食べて、玄関には松かざりなど、しっかりとお正月を祝っておりました。 でも、現在、僕らが、親になってからは、どうなんでしょう? 僕は妻に、無理しなくていいよ、といったのですが、妻は 「われわれが次の世代に伝えなくなったら、 子どもたちは、伝統的なお正月を知らないで育ってしまう」 といいました。 確かに、そうですよね。妻には感謝!です。 僕の幼少の頃の思い出ですが おせち料理は、正直いって、どれもおいしいものとはいえず、 たいてい何かしら残っていました。 親戚の家に遊びに行っても、 自分の家のおせち料理と同じものがならんでいて 辟易した覚えもあります。 テレビを観ていても 「あまったおせち活用法」なんてやっていたりして、 そんなにあまるのなら、最初から作らなければいいのに、 なんて、考えてしまったり…。 おせち料理は、諸説あるようですが、宮中のしきたりが、民間に広まったもので、かれこれ200年ほどしかない、割と新しい文化だそうです。 伝統文化は、各世代が、伝えようと意識しないと伝わっていかないもの。 面倒だから、といって途絶えさせてしまうのは簡単ですが いいものは次世代に伝えたい。 口ばっかり!といわれちゃいそうなので、僕自身の伝統文化の継承ぶりを 紹介すると、 おととしから、兄とともに「餅つき」を我が一族に復活させました。 祖父の代までは続いていましたが、父の代で、面倒になってやめてしまったようです。 かれこれ40年ぶりくらいの復活かもしれません。 また、僕は、空手、合気道を長年やっているんで、 これも伝統文化を伝えているといってもよさそうです。 伝統文化のすべてがいいとはいいません。いいものも悪いものもあるでしょう。 でも、 日常生活に伝統文化をうまく取り入れて、楽しみながら、 次世代に受け継いでいけたらいいな、と思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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