最近の本は誤字脱字が多いなぁ
僕は仕事柄、たくさんの本に目を通しています。すべての本は購入できないので、図書館にも大いにお世話になっています。下は乳幼児向けの本から、上はだいたいヤングアダルトといわれる中高生向けの小説などを中心に読んでいます。このブログでは、0~2歳児向けの絵本を紹介することにしています。余裕が出てきたら、もっと小学生向けの本とか中高生向けの本の紹介するブログを作りたいと考えています。対象が小学校高学年以上の本は、誤字脱字がとても多くなりました。いい場面で、明らかな「漢字変換ミス」に出会うと、興ざめしてしまうんです、ほんと。原因として考えられるのは、1.パソコン、ワープロの普及ほとんどの作家はいまやワープロソフトで書いているのでしょう。誤変換に気が付きにくいのでしょうか。2.出版にかかわる人々の人員削減写植や校正に関わる人が少ないのだと思います。単純なミスに気づいていません。きっと出版社の人は青息吐息で本を出しているのだと思います。一日に200冊以上の本が出版されている現在の日本では、仕方のないことなのでしょうが、一人の本好き書店員にとっては残念な事態です。「ハリーポッター」の大ヒット以来、数々のファンタジーが翻訳、出版されていますが、読むに値しない本が多いのも、ここ最近の出版界の特徴かと思います。「こんなつまらない本、どうして翻訳してしまったんだろう?」と思う本、結構ありますよ。たいてい帯には「ハリーポッターを越えた超大作!」とか「ハリーポッターより面白い!」とか書いてあります。笑ったのは、『秘密のドルーン』シリーズ。全米書店協会により「ハリー・ポッターの新作を待つあいだに読むべき10作品」に選ばれた、とあとがきにかかれていましたけど、著者にとってこういう形容ってうれしいのかなあ?と心配になりました。今のところ、乳幼児向けの絵本でひどい誤字脱字などはないようです。ご安心を。今日は、たくさん書いてしまいました。長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。