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2010年10月06日
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カテゴリ:BOOK REVIEW


自分の欲望のままに、皆が行動すれば、世の中はめちゃくちゃになる。だから仮面をつけながら、善悪を心の中で判断し行動する。

ジキル博士は、人生に満足ではない。科学の力を借りて、神の領域に近づこうとする。善の自分と悪の自分を分けることができる薬を飲むことで、満足した人生をおくりたい。作品ではハイドになり、事件を引き起こす。

人生はそもそも誰もが満足できるわけではない。「ジキル博士とハイド氏」は二重人格を描くとされるが、単なる二重人格ではない。麻薬を描いているようで、欲望につぶされ、壊れていく様子を描く。人はみな仮面をつけて生きている。いつ誰がジキル博士になるかわからない。だからこそ読み継がれているのだと思う。





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最終更新日  2010年10月07日 08時14分56秒
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