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2010年10月07日
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カテゴリ:BOOK REVIEW


数日前にいた場所から考えると、おそらく踊子は茶店にいると思って入ると一行がいた。ある意味ストーカーに近いかもしれない。主人公は20歳、踊子は未成年の14歳。川端康成の伊豆旅行の体験記で、川端だから許される表現だと思う。一般の男性が表現すると変態だと言われる。

主人公が踊子に寄せる思いを次々と描く。出会いに笑い、愛することに苦しみ、別れに涙する。表現力や描写がリアルで、少年の緊張感や踊子のしぐさが、よく伝わってくる。踊子は、差別と偏見への道に足を運び、やがて無垢さが汚れるのではと心配する主人公。金がつき、東京に帰らなくてはならない別れのシーンで、両者は涙する。川端の表現力の巧みさに、ひきつけられること間違いなし。これぞ日本が誇る文学だ。





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最終更新日  2010年10月07日 16時21分49秒
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