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2010年10月11日
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カテゴリ:BOOK REVIEW


有名な作品で、ここまで苦痛になる本も珍しい。もう少しプラス思考の人生送りたいものです。冒頭から「恥の多い生涯を送ってきました」。本当の自分を誰にもさらけ出す事の出来ない男の人生を描いています。

主人公の大庭葉蔵は、混乱した精神状態で、酒、タバコ、女性、左翼思想、薬物にはまり、あげくのはてには、女性と入水自殺をするが、自分だけ生き残ってしまい自殺幇助罪に問われる。暗い話が続き、人生に何かいいことなかったのだろうかと思ってしまう。

病気となり、狂人や廃人になっていく自分を自覚し、もはや人間を失格したのだと考える主人公。作品から1ヶ月後、太宰は自らの命をたった。本書を読み、感想を書くと憂鬱になってきます。





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最終更新日  2010年10月12日 15時05分26秒
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