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カテゴリ:BOOK REVIEW
筋を通すことがかっこいいと思われるし、通すことで人間関係は改善されるような気がする。しかし、筋を通さないのが主人公、岡っ引の半助。他人から好かれることもない。旗本の三男という家柄を利用し、家出し、自分より身分の上下関係なく横柄な態度にでるのだ。 自害した兄の深層を探り、原因となった人物を突き詰めた主人公は、家を継ぐことを兄嫁から勧められる。家を継ぐことも、弟に継がせることも筋を通すことになるため困った半助は、サイコロで決断する。ミステリーの味もしながら、歴史も楽しめる。読み応えある作品。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月05日 21時20分31秒
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