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2011年01月18日
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カテゴリ:BOOK REVIEW


中学時代に教科書に出てきた小野篁。同じ部活動をしていた高村君が小野篁と言われていたのを思い出す。小野篁は先祖が小野妹子、子孫に小野小町、小野東風がいるという名門一家。彼は、なんと地獄を行き来していたそうだ。

六道珍皇寺に着くと、なんとも息苦しくなったような気がする。気のせいかもしれないが異様な雰囲気が漂う。平安時代、六道珍皇寺の前にある松原通を葬列が、鳥辺山方面に向かって通ったらしい。六道珍皇寺が六道の交差点になっていた。

珍皇寺に入ると、閻魔大王の横に小野篁の像がある。小野篁は、本道の裏にある井戸から、あの世へ行ったそうだ。隣には、毎年8月7日~10日に六道まいりで霊を呼ぶ為の迎え鐘がある。現世に霊がとどまっていてはいけないので、盆が終わる16日に五山の送り火で霊をあの世へお返しする。

宮廷に仕えていた彼は、夜になると井戸に入り、閻魔に仕えたという伝説がある。罪に問われた彼を助けた藤原良相が亡くなった時、あの世で助け、生き返らせたそうだ。ちなみに六道珍皇寺の井戸は、一般公開されておらず、遠くから井戸の姿を拝見することしかできない。のぞきこんで地獄を垣間見ることは、残念ながらできないのだ。





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最終更新日  2011年01月18日 20時46分43秒
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