群青色の空を見上げて。。。

今日から毎週月曜日　３回、キャップハンディ指導ボランティア養成講座に参加。

まずキャップハンディとは、ハンディキャップ（社会的不利）という言葉の前後を入れ替えて

作られた造語だそうだ。

「障害のある状態」の疑似体験を通して、障害のある人の身体状況や気持ちの一端を理解し

バリアフリーの町づくりやボランティア活動への参加等を促すことを目的とした活動のこと。

１日目の今日は、午前中は講義　『障害者福祉概論』　２時間。

福祉の専門学校の講師で、自らも障害者である先生のお話し。

最初はまぁ、なんとかついていってたわさ・・・

でもさぁ・・・途中からもうなんのこっちゃさっぱりわからんようになって、

前の日は午後９時には寝たので、９時間は寝てるはずなのに　睡魔が・・・

寝ちゃいかん、寝ちゃいかん・・・と思っているのに、

気がつくと　眠ってるというありさま。　　

まぁ、懇切丁寧なレジメがあるから　ま、えっかf^^;

そして　午後からはいよいよ体験。

車イスを押したこともなければ　乗ったこともないので、

不謹慎かもしれないけど、ちょっとワクワク。

体験は４つ。

『視覚障害者体験』

『車イス（下肢障害）体験』

『上肢障害体験』

『聴覚障害体験』

視覚障害体験では、ペアになりアイマスクをして、白杖を持ち誘導してもらうのと誘導するのを交替で。

アイマスクをつけた瞬間からあたり前だけど、真っ暗。

もう怖いのなんの。　部屋の中でこんなに怖いなんて・・・

でこぼこ道、スロープ（上がり降り）、細い道、段差・・・まだ誘導してもらってる時はいいけど、

一人でなんて無理ッ。　ほんと怖い。

車イス体験もわずかなでこぼこもなかなか難しい、のぼりのスロープ、ほんの１メートルほどなのに

めっちゃしんどい。

押すのも思ったより大変。　ってか　使いこなすにはコツがあるのね。

上肢障害体験では、利き手を後ろにやり、非利き手で、乾物の大豆と小豆をこっちの皿から

あっちの皿へと移す。　もうイライラする。。。

字も非利き手に輪ゴムでくっつけて（握らないように）書く。　もちろん反対の手は使わない。

紙が動くし、力ははいらないし、自分の字を書くのにおっそろしく時間がかかる。

そして聴覚体験は、手話の簡単な勉強と耳の話し。

今日のさまざまな体験はどれも初めてのものばかり。

こんなことで障害のすべてがわかるわけではないけど、とにかく大変だ、ってことはわかった。

体験してみないとわからないことも多い。

午後から色々体験をお手伝いくださったのは　キャップハンディボランティアの皆さん。

この方々は、地域の小学校や中学校にもこのような体験学習のお手伝いに行かれている。

こういう体験は、多くの方がするべきだと思う。

とくに行政の方々、政治家はぜひ体験してもらいたい。

そして　歩道とかもっと障害者の方にやさしい仕様にしてもらえたらいいなぁと思う。

いつなんどき、誰がそういう身になるかわからない。

明日　自分がそうなるかもしれない。

 障害者の立場になって　町を見渡すと　ほんとに危険がいっぱいだ。

ほんの２～３センチの段差ですら　凶器となる。

とりあえず、

もし町で困ってる人に出会ったら　勇気を持って声をかけようと思う。