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カテゴリ:社会
堤王国はさすがに崩れる方向へ向かっているようだが、日本の社会における階層間の格差は広がっているようだ。
政治家の子供は政治家に。高級官僚の子供は高級官僚に。医者の子供は医者に。 じゃあ会社員の子供は会社員か?自営業者の息子は? やっと大学出ても会社に入って課長になるのがせいぜいだろうか。それは本人の能力の問題なんだよね。 本当のお嬢様は生まれた病院で決まるという。それじゃあ本人がいくら努力してもどうにもならない世界といえる。 そのような「本当のお嬢様」という位置づけのある世界があるらしい。そんな別になりたくもないし、自分達に大して影響のないようなものなら別にいい。 でもそれが自分が目指すものであったら自分達に影響のあるものだったら、問題だ。 何がしかの不平等は残らざるを得ないが、なるべく格差をなくし、すべての人が生まれた時、場所、家柄、財産などで最初から差をつけられないような社会になってほしいだけだ。すべての人に同じ機会が与えられ、それに対してなるべく同じ条件で戦わなければ、その社会は活力がなくなってしまう。 そもそも機会を平等に与えるという考えから、累進的な所得税や相続税があり、生まれたところで差がつかず、皆が同じスタート地点に立てるようにという仕組みになっているはずだ。どんな生まれでも医者になりたけりゃ努力してなればいいし。 それがここ最近になって、権限をもった人々がその権限を自分達とその親族だけの繁栄に行使するようになってきて、この社会を活力なき方向に向かわせている。 子に美田は残しちゃいけない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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