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カテゴリ:ジュビロ
つげ「先生~、マサクニくん、授業聞かずに、内職してますぅ~。」
先生「マサクニ、何やってんだ?ここんところは期末テストに出るから、ちゃんと聞いてろよ。」 マサクニ「ふんだ。つげの奴、つげ口しやがって。俺は海外の学校行くんだから、こんな授業きいてるよりは、受験のために英単語のひとつでも覚えておいたほうがいいんだよ~だ。」 昨年の成績がたまたま良かったマサクニくん(それは本当は転校していったヤンツーくんのおかげなんだけどね。)は、学校推薦で、ある学校を受けられることになっている。 お父さんの期待も厚い跡取り息子マサクニくんは、絶対受からなきゃという気持ちで、お父さんにねだって塾へ行ったり、家庭教師をつけたり、模試を受けたりと毎日多忙だ。 ・・・ そんなこんなで期末テスト。 つげ「あ~なんとか終わった~。」 マサクニ「・・・」 先生「マサクニ、お前は赤点だ。ちゃんと授業きいてないからだぞ。」 マサクニ「だって、だって・・・(うぇっうぇっ・・」 つげ「先生~。マサクニくん、べそかいてますぅ~。」 マサクニ「Jリーグ、ACL、そしてまたJリーグ、ACLと、このすべてを追っていくのはかなり厳しい道のりだというのを感じてます。」 先生「受験勉強もいいが、日々の授業が基本であって、おろそかにしちゃいけないぞ。それから自分の身の程を知って、それに見合ったことをしろよ。今のお前は二兎を追うもの一兎も得ずになってるぞ。そのときの調子や状態を見ながらうまいことやれよ。経験浅い子にも任せるときにはしっかり任せるんだぞ。」 マサクニ「ハイ!先生。これから気持ちを切り替えて頑張ります。つげ君にも手伝ってもらいます。」 先生「よう言うた。それでこそマサクニだ。転校したヤンツー君の分まで頑張れ!」 それからマサクニくんは無理をせず、そのときの状態に応じて対応し、ときには、つげ君とか、経験浅い子に依頼したり、されたりしていた。 そして秋、マサクニくんは見事に合格した。そしてつげ君も。 めでたし、めでたし、ちゃんちゃん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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