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カテゴリ:ジュビロ
2000年頃からずっと世代交代が必要と叫ばれていたジュビロ。そのころから考えて今はどんな位置づけなんだろうか。
完全優勝の翌年となる2003年は柳下監督のもと世代交代を進めようとしたが、その柳下監督はフロントと衝突し、辞任。 2004年はキャッチフレーズ「羅針」を掲げ、ともかくフロントが推し進める結果重視及び目先の営業成績重視の路線で走ったが、懸念されていたとおり終盤には失速。このころだったか(?)当時アテネ五輪監督の山本さんに、「ここ5年若手育成をさぼってたツケ」と切って捨てられたのは。クワさんこけて、マサくんが火消しをして何とかボヤ程度に留める。そしてマサくんの次にその山本さんが監督となった。監督就任直後のJリーグ3戦で全敗してもまだ希望がもてた。来年が勝負と思っていたから。そして積もり積もった世代交代のツケも少しずつ返していけるだろうと思っていたあの頃は・・・。 そして2005年。キャッチフレーズは、昨年と同じ「羅針」だった。違和感を覚えたのは私だけではないだろう。フロントはどこかのクラブのように、ヨンス、村井、茶野、能活、ジンギュと代表クラスをとっていった。フロントとしては、さあネタは揃ったから、日本・アジア・世界へ、強いジュビロ(及びヤマハ)を売り出すはずだった。山本監督からすれば、これら人材を組み合わせれば、強くなるはずだった。 だがそれは今までのジュビロ、名波・藤田・服部らが大事にしていたパスの連係を殺すことだった。名波・藤田・服部らがもっと元気だったなら、彼らの後継者候補が育っていたなら、まだ新加入の選手を引っ張っていく大きな力が有り余っていたなら、状況は違ったものになっていただろう。やはり5年遅かった。いや完全優勝の翌年でまだ余裕があった2003年のときに、舵を若手育成に切り替えていたら、間に合ったようにも思う。 しかしもう遅い。今までのジュビロのサッカーに新加入の選手らを馴染ませるには時間もその力も足りない。新加入の選手を生かすのなら、今までのジュビロを否定するしかないような気がする。これからは、今までのジュビロのサッカーではなく、彼らの個々の能力を発揮させるサッカー、ガツガツいくサッカー(オシムさん、どんなサッカーなの?)に移行していくしかない。ガツガツいくサッカーに、名波・藤田・服部らが合わせていくことになる。合わなければ合う選手が使われるようになる。 今年はそのガツガツいくサッカーでそこそこの成績でいってほしい。そして来年こそはそのガツガツいくサッカーに対し、ジュビロの遺伝子をもつ若手が反逆を起こして、ジュビロのサッカーを継承・発展させていってくれることを期待する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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