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テーマ:日本の政治(165)
カテゴリ:社会
米国の顔色うかがって新常任理事国候補は拒否権を留保する修正案を出すそうだが、そうまでして常任理事国入りに躍起になってもどうなるというのだろう。
修正案が通ってもそれでは常任理事国もどきであり、米・英・仏・中・ロの五大国より格下にみられるだけで、何の意味があるだろうか。 冷戦時代の米ソの拒否権発動合戦から最近の米による国連軽視まで、現常任理事国のやりたい放題を目の当たりにして、世界の多くの国々は、安全保障理事会なんて評価していない。国連の最高決議は、参加国すべてが参加する総会で決まるものとの認識が広がっているのではないだろうか。普通に考えても、一部の大国しか参加しない理事会よりもすべての国が参加する総会が、最も重要なことを議論すべき場だと思う。 五大国が自らの既得権益を守る動きや、近隣のライバル国の反発(ドイツにおけるイタリアや、日本における韓国など)も予想されたこと。唯一の頼みの綱だった米国にも軽くあしらわれた今、常任理事国入りは非常に難しい情勢になった。 こうなったら、もう安全保障理事会なんかくそくらえで、意味なしにしてしまうようにもっていけないだろうか。重要な決議は安保理をスルーして、総会やその総会で選ばれる委員会のようなもので進めていくように国連改革を進められないだろうか。 それにしてもいつもながら米国そして中国がネックだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年06月09日 23時53分31秒
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