|
テーマ:日本の政治(165)
カテゴリ:社会
子供のように憲法を素直に読んでみたら、どうだろう。
1.自衛隊のイラク派遣 九条は軍隊をもつことを禁止していると解釈(憲法制定当時は誰もがそう解釈した。) し、 ・自衛隊は九条に違反していると考えられるが・・・ でも現実は、自衛隊は存在しているので、九条第二項の「前項の目的を達するため」を大人の事情を考慮して何とか解釈すれば ・自衛のための軍隊である自衛隊は、九条に違反していないかもしれない。 それでは、その自衛隊によるイラク派遣は、 ・自衛隊のイラク派遣は、海外派兵であり、違憲だ 自衛のための部隊なのに、海外へ出て行くというのは、どう考えても矛盾をはらんでいる。「非戦闘地域」などどいう論理はあまりにおかしい。あのイラク派遣は、どう考えても「海外派兵」であり、九条に違反している。 さらにいうなら、自衛隊は軍隊色を玉虫色にしているのでまだましで、もっとすごいのがいる。 ・日本に駐留している米軍は、明らかな日本国憲法違反である。 米軍駐留のひとつの理由として、九条によれば日本には軍隊がいないので、代わりに米軍が駐留して日本を守ってあげるという論理があったという。 憲法違反と考えられるから駄目だというつもりはない。目標とする国家像と現実、これらをどのように整合させていくか。それによって憲法を改正していったり、現実の流れを修正していったり、どのようにしていくべきかまじめな議論ができる世の中であってほしい。 2.靖国参拝 1宗教法人である靖国神社に政府の最高指導者が公的に訪問したら、素直に考えれば、 ・憲法が定める政教分離に違反している。 靖国神社自体が、明治時代に富国強兵の道具として、軍人・軍属の戦死者を祭るためにつくられたものである。軍国主義の象徴とまではいえないが、軍人・軍属の名誉のためのものであることは確かで、それに明治版神道(古来の神道とは異なる)が結びついているから問題である。これは、靖国神社から宗教色を取り去るか、政府からの靖国神社支援(権威づけ)をやめるかどちらかの方向性だろう。前者が難しいなら後者しかないのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年06月28日 20時09分55秒
コメント(0) | コメントを書く
[社会] カテゴリの最新記事
|