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テーマ:日本の政治(165)
カテゴリ:社会
二分法とは、力のある者が、他者をある圧力をもって追い詰めるのに効果的な強弁法のひとつだが、それを政治の世界に持ち込まれてしまうと、権力者による弱者切り捨てにつながってしまう。
国民の下僕であるはずの官僚という偉ぶった役人は、法律に則った追い込みは本業なので、法律の条文の内容を特定の役人解釈のまま押し付けてくる。 そんな官僚の一方的な押し付けを救うのが政治の役目のはず。あちらを立てればこちらがたたずの調整も政治の仕事のはず。国内だけでなくアジアや世界情勢も影響し、様々な利権が絡んでくる昨今の複雑な状況を前にして、政治が果たすべき役割は増大しているというのに。 郵政改革は、二者択一を迫る問題なのか。 資金の流れの問題と過疎地の郵便事情の問題という異なる問題を一緒にして論じて、どちらが正しいのかと有無を言わさない追い込みをかけてきているような印象を受ける。郵政の中身のしがらみをまったく抜きに考えることが許されるならば、上記に挙げた2つの問題は、別の問題として捉えて、それぞれで良い解(例えば一部は民営化し、一部は国営のまま)がみつかるものと誰もが思うはずだ。 なぜ政治は良い解をみつけられないのか。なぜ議論を重ねてよい解を導き出せないのか。 小選挙区制。 一色に染まりやすい日本には合わないと思う。いろいろな意見を汲み取ることができる中選挙区制が日本には合うと思う。阪神と巨人だけじゃ、野球だってつまらないはずだ。 多様性のある世の中を重視していきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年08月17日 13時14分03秒
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