岩国住民投票で反対多数
米海軍厚木基地の空母艦載機受け入れの是非を問う住民投票は、当然の結果だった。米国との政府間合意を最優先にし、自治体及び住民との調整をないがしろにしたツケだ。しかし、これから日本はどう進むのだろう。今はもう米国の世界戦略に組み込まれ、中国に対する前線基地にさせられてきている。日本全土の沖縄化が進んでいる。中国脅威論もそれを正当化する論理の過程ででてきており、自民、民主問わず若手議員で支持するものは多い。日本が独自の戦略を掲げ、現時点のパートナーとして米国を選択するのはよいのだが、今はもう米国の属国化が進んできている。米国は日本を世界戦略上での1つの駒としかみていないのに、なぜ従うしかないのか。米国の属国になるのか、中国側につくのか。それとも第三の道を目指すのか。両者とつきあいながら、第三の道をもっと模索できないだろうか。