牛肉のリスクの差は小さい?
食品安全委員会が、日本と米国とで「リスクの差は非常に小さい」などとする答申原案を提示したそうだが、その無責任さには愕然とする。だって、それはあくまでも米国の安全対策が守られた前提での判断だからだ。その前提が本当に守られるかが一番の問題なのに、前回とまったく進歩していない。12月の米国産牛肉再開の流れは、もう止められない勢いになってしまったのか。一応、輸入再開の安全性を懸念する意見にも配慮して、米国がSRM(特定危険部位)の除去などの対策を守らないなどの場合には、「いったん輸入をストップすることも必要」としているが、これは問題になったとき食品安全委員会が責任逃れをするためにほかならない。輸入再開しても食品安全委員会や官僚たちは、絶対米国産牛肉を食べるつもりはさらさらないだろう。我々が米国産牛肉を買わないようにと自衛したとしても、知らず知らずのうちに何かに混ぜられ、食べさせられてしまう恐れがある。少なくとも学校給食には混ぜられるのは目にみえている。お父さんお母さん方、それで平気なの?偉い人達の子供は、私立だから、そんな配給制の給食なんて食べないんだよ。あーこわ!米国の順守状況は、厚生労働省と農林水産省がチェックすることになるようだから、あまり当てにはならないが、それでも期待するしかない。でも彼ら官僚の食卓には関係ない食材のことだし、チェック逃してもわかりゃしない無責任体制だから、どこまでチェックしてくれるのか心配だが、あんたがたの仕事なんだからしっかりやってくれ!