|
|
|
2009.05.26
カテゴリ：エッセイ
自覚しているのですが（ぷっ；笑） 歌声についても けっこう変わっているのかもしれん！と 最近認識しはじめました  昔、50代の方に 「君の歌声は独特だねぇ、聞いたことがない種類だ」 と言われ… へぇ～そんな考えもあるんだ！ くらいにしか思ってなかったんだけども  母親にまでも 「ようちゃんの歌声はとても独特だよ。 自分では今までそうは感じたことなかったの？」 とか言われました （笑）って、おいおいおい（笑） ずっと昔から当たり前な自分の声なので あんま考えたこともなかったや  でもいろんな人に 部分的にとか 曲によってとか 雰囲気とか声がガラっと変わるよねってのは ちょこちょこ言われてきたんです。 私のこだわりとして… 役によって演じ分ける俳優みたいに 曲のカラーによって その曲その曲を歌い分けたくて そうするようにしてます♪ マドンナがそうなんです。 彼女は曲やアルバムによって ガラっと雰囲気を変えるんです。 どんなジャンルの音楽でも のみこんじゃって 「マドンナ」ってジャンルにしちゃうのね  たとえば、私が昔からこだわってきた５大要素は…  バカっぽいブロンドのアメリカンギャルが可愛い声で 時にセクシーに誘うような感じで 下手ウマに歌ってる感じのニュアンス （白人的アプローチでブリちゃんとか初期の頃のマドンナのイメージ） デッカイ黒人のおばちゃんが歌ってるような包み込むような声よりもエアー先行の太い声 あるいはシャウト系 （アレサやダニーハザウェイのようなニュアンス） つやっぽい、色っぽい大人なニュアンス（低音域をイカす曲や切ないバラード、ラテンなどに合う） ロックなエッジ、メリハリのある声（これはシャウト系の要素もある） 白人が黒っぽく歌うブルーアイドソウルっぽいニュアンスアレサとかほどトゥーマッチではなく 深みはあるが心地よい 聞きづらいクセがなく、でもソウルフル （アニーレノックスやダリルホールのような） これらを部分部分や 曲によって使い分ける。 いろんな要素が混在してる場合もある。 たとえばブリちゃんなんかは 下手ウマな白人のネエちゃんみたいなニュアンスが基軸だけど マイケルの要素も入ってる。 それは…エッジやアクセント。 グルーヴに強弱をつけるセンスがとてもある。 あとシンガーにとって 最大の武器は「声」だと思う。 １度聞いたら何度も聞きたくさせる、中毒性のある声であること。 万人ウケする声であること。 個性はあるが、変な意味でのクセがないこと。 （つまりは聞きやすい） あと、私が何よりも重きを置いてるのが 「グルーヴ」であり「エッジ」であり「メリハリ」です。 体内リズム感 （勝手にこう名づけました） それを鍛えるために 体のなるべくどこも動かさないように アップテンポの曲を アカペラで歌うんです。 グルーヴが出るまでそれをやり続ける。 歌ってる時って 首とか足とかどっかしらで自然にリズムをとってるんです。 ミュージシャンもそうです。 でも、それをせずに グルーヴを出す練習をすることによって 体内のゆるぎないリズム感を鍛えるんです。 そうすることによって どんなにアヘッドな間合いで歌おうが レイドバックさせようが 自分の軸のリズムは一切ブレなくなるんです。 特にアップテンポの曲や ダンスミュージックや あまり変化のない曲なんかは これらにかかってるといっても 過言ではないと思います。 昔ある人が言っていて とても参考になったことがあります。 「アッシャーはね、歌だけ聴いたらそんなにグルーヴはないんだよ。 つまりはバックの音と混ぜあうことによって生きるわけだよね。 でもマイケルは歌だけでも打楽器みたいにグルーヴしてる」 アカペラだけで歌っても 人を躍らせれるくらいのグルーヴを持ってるシンガーに 私はなりたい！と その時思いました。 そして同時に とってもメロディアスでもある、ね  どうも黒いイメージがつきまとい Ｒ＆Ｂシンガーとか ソウルシンガーとかいう形容をされがちな私ですが… 自分的にはそれは すっっごくイヤなんです（笑）  私が影響を受けたもの 主なキーワードは… 「エイティーズ  」「ロック  」「ディスコ  」「民族  」あんま黒い感じじゃないっしょ  でも要素としては 黒い部分のある音楽。 なんだけどポップでロックなやつ。 つまりはエッジがきいてて メリハリはあるんだけど キャッチーでドラマチックなものです。 バラードも起承転結がハッキリした ドラマチックなメロディ展開のものが好きですが… でもそれは 歌い方しだいでなんとでもなります。 単調なバラードでも 劇的にすることができる。 大切なのはイメージだと思う。 私はよく映画と連動させて考えます。 この曲は、あの映画に合うな…とか  映画を見てても このシーンにはあの曲が合うな、とか 自分の歌の弱点は自分が１番よく分かってるので 日々の練習が大切です。 努力っていうほど えらそうな感じのことではなくって… 好きだからやってるだけのことですが 10代の頃 よく声量がないといわれ すっごく悔しい思いをしました。 負けたくなくて 苦しくても がむしゃらに声を出そうとしてました。 今思えば よくポリープが出来なかったなって思うくらい 自分の声帯にかなり無理なことをさせてました   声量はなかったんだけど 声の抜けが良かったみたいで 「声量あるよね、パワー系だよね」っていうのも 同時にいろんな人から言われてました。 でも、そこ売りにしたいわけじゃないしなぁ…（笑） けどね、そうこう色々考えて なんだかんだやってるうちに 本当の意味での声量がついてきたように思います。 シンガーって技術職だと思うんです。 けど私は「職人」ではない。 私はあくまでクリエイティブな 「アーティスト」や「表現者」でありたい。 なんだけど… 職人と同じくらいのスキルを持った アーティストでありたい。 ただ単に 「歌うまいですね」って言われるようじゃ ダメだって思うんです  それよりも 「感動しました」 「心にきました」 と言われたほうが私は何千倍も嬉しい  下手だけどあの人の歌ってなんか心にくるよね… っていうのにもなりたくない（笑） 私は…  「歌すごく上手いのに、技術をひけらかしてなくて それよりも先に何か言葉にできない 言い知れぬ感動をさせられる とにかく心を揺さぶられてしょーがない」 そんなシンガーになりたい！！ ワールドスタンダードな そんなシンガーになりたい！！ っていうか、ぜったいなる  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2009.05.27 01:48:04
[エッセイ] カテゴリの最新記事
|
