シャネルの魔法

2009.08.20

カテゴリ：映画

「ココ・シャネル」
観てきましたぁ

単館系ということもあって
本当に映画好きなお客さんたちだったので
なんだか嬉しかった

女性の２人組や
１人で来てる人もけっこういるんですよね。
みんなマナーも素敵だし、いいねぇ

映画は、んもうサイコーでした

「アメリ」のオドレイトトゥが
若き日のシャネルを演じる
「ココ・アヴァン・シャネル」が
９月に公開されるので
そっちのほうも是非みたいでござます

シャネルのいさぎの良さに
とても感銘を受けました。

あれだけ才能があっても
優柔不断だったり
人や物事に執着しすぎてしまうと
あそこまで成功できなかったと思う。

最後は１人寂しい孤独死だったみたいだけど
彼女には生涯でたった１人
愛した人がいたんです。

いろいろ紆余曲折ありつつも
幸せになろうとしてた矢先に
その人を事故で亡くしてしまうんです。

それからの彼女は仕事に生きるわけだけど
その人への気持ちを守り通すために
晩年復帰第１回目のコレクションでは
酷評されるんだけど
めげずに２回目をやるという
周りがなんといおうが
自分の意思を良い意味で
貫き通した彼女の「武士道」ともいえる
女っぷり
まさにあっぱれです

人間ってここまで
強くなれるんだなぁって思いました。

それは自分の気持ち次第なんですよね。

孤児院で育った彼女には
そもそも失うものがないからこそ
あそこまで強くもなれるのかなぁ…とかも思ったり。

私もいさぎ良い女子になりたいなって
マジで思いました。

いっそ表面的な割り切った付き合いなら
それはそれで出来るんだけど…

私は変に情に深いところがあって
初めは興味ない人に対しても
相手が歩み寄って来てくれて
だんだん情がわいてくると
この人は何か違うなぁ…と思っても
なかなか人を切ることが出来ないんです。

それっていうのは
昔すごくいじめられたりしたり
家庭環境も複雑だったから
誰かの深い愛が
とてもとても
欲しかったからだと思います。

それに人を傷つけるのが
すごくイヤなんです。
それくらいなら自分が我慢すればいいや…と思ってしまう。

そうして裏切られた場合には
もうほんっと最悪ですね。
自分のバカさ加減に
あきれるばかりで
自己嫌悪におちいります

でもそんな過去の呪縛に
いつまでも縛られているのはダメだし
これこそがまさに私の
石橋を叩いて渡ってしまう原因なんだと思う。

失うことを恐れてはいけない。

自分の直感が違うと思ったものを
信じ込もうとしてはいけない。

自分の可能性を狭めているのは
他の誰でもない、自分自身なんだ。

いつもいつも言い聞かせてる。
でもどうしても出来なかったりする。

でもやらなきゃいけない。
じゃないと私はいつまでも変われないと思う。

私は変わりたい。

このままだと自分の才能をムダにしてしまうと思う。

それはいけないと思う。

いさぎ良い人間になりたい。

過去は振り返らない人間になりたい。

どうか永遠に効いて下さい