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2010.10.07
カテゴリ：エッセイ
「十三人の刺客」が話題の 三池崇史監督が出演してて 前からあの発想力であるとか ぶっ飛び具合が好きだったんですけど さらに今回より一層 感心しちゃいました  いっぱいタメになることを おっしゃってたんですが 中でも私の中に響いたのは 当たり前なのかもしれないけど 段々、生きて行くにつれて 気づかないうちに 頭が固くなっていってしまったり 視野が狭くなっていってしまう傾向を 打破させる一言でした。 要約すると… 「その場にある材料で楽しむこと」 自分の理想と 現実のギャップって違うでしょ。 特に私みたいに変に完璧主義な人なんかは ちょっとでも何かが崩れ落ちると もうすべて終わったような気になってしまう。 人間関係にしても 自分のやってることにしても 色んなことすべてにおいてね。 幸いにも私はそんな神経質な人間だ、なんていう風には 周りからまったく思われてないんだけど…  この事が良いのか悪いのかはわかんないけどさ  三池さんはオファーは順番通りに受けて ほとんど断らないんだって。 で、低予算でも条件悪くても 与えられた材料で楽しむ、と。 これって何か制作するってことだけじゃなくて あらゆるモノの考え方に当てはめれるって 私はすっごく思うのね。 三池さんもそう言いたいんじゃないのかなって思う。 たとえば、ちょっとイヤだなとか 早く帰りたいなとか思いながら その場にいるよりも 何か目の前の面白いことみつけて 状況を楽しんでみるっていうか！ 私は本来はそういう人間なんだけど その時の精神状態によって だいぶ左右されちゃうんだよね。 で、マジメすぎる性格とかがあいまって 極端になってしまう時がある。 でも本当はそれがダメなのは重々分かってて なんでも白黒決めつけるんじゃなくて 良い意味で「保留」にするのって 大事だと常日頃から思ってんだよね。 三池さんは全体的に どんな時でも どんな状況でも 人生を楽しんでるんだと思う。 下積みも長かったみたいで 本人は軽く言ってるけど 相当イヤな思いとか苦労も沢山されてきたんだと思うけど それすらもネタにしてるっていうか 楽しんでる感じがして すごく真実味があるし カッコイイ大人だなって思ったんだ。 なんでも安売りしすぎるのもダメだけど （ナメてくる人も結構いるからね） 出し惜しみしたり 変に理想を追い求め過ぎても 逆に人生楽しくないよな～って 改めてすご～く思いました。 私はこう見えて ワリと人が良いとこがあって いったん心許してしまうと すごく無防備になってしまうから 相手との温度差とか 相手の自分に対する態度とかが 出会った頃から比べて 悪いほうに変わっていくのとか見ると すごく辛くて やるせなくなってしまう。 で、切り替えて しばらくしたら自分では大丈夫だぁ…って 思ったつもりでいても 相当まいってるみたいで リカバーするのに 何ヶ月とか何年とか けっこうかかるんだよね。 しかも、私ってそうなのかも！って 最近気づいたし（笑） 改めてまた自分のことがより一層分かったので そういう自分も受け入れつつ 三池さん的思考で生きて行きたいなって思う。 極端な人間だから 色んな人に気を使いすぎてしまって 抜き方を知らないから すごく疲れてしまう… かと思ったら とことんイヤだ～とか思ってしまって めっちゃ感じ悪くなっちゃったりとか… でも１つだけいえるのは きまぐれでそうしてるワケではないんです。 私ってけっこう受身な人間であり そして単純でもあるから 相手しだいで どうとでも変わるっていうか（笑） 誠意のある人に対しては 信じられないくらい必死に誠意さを貫きますし そうでもなさそうな人には こっちもそんな感じにしてます。 昔は加減が分からなかったから 誰に対しても キライでもスキでも まっすぐだったんですけど 最近はそれじゃ身が持たないな～って思って 色んなことに対して 割り切って考えれるように やっとちょっとずつなってきた感じです。 私みたいな人間って 数的には少数派だと思うんだけど いると思うんだよね。 世の中には自分で思ってる以上に ホントいっろんな人がいる。 好みも千差万別だし モノの考え方も 何を良し悪しとするかの価値観も ほんと人それぞれ。 倫理観も道徳観も。 だからこそ 人に迷惑かけたり 不快感とかなるべく与えないようにしつつ 自分の流儀で楽しめばいいんじゃないかなって思う。 こっちは誠意を持って接してても それが分からない相手もいるから その辺はまぁ難しいけどさ。 良いものを良いとみんなが分かるわけじゃないし 人の良いところに対して みんなが有難がったり 感謝するわけではないからさ。 でもまぁ色んな人と できる範囲で折り合いつけて その場を楽しめばいいんじゃないかなって思う。 あんま深く考えずに… とりあえずやってみる。 とりあえず楽しんでみる。 そりゃ楽しくない日だってあるさ。 もしかしたらそういう日のほうが多いかもしれない。 イヤな奴はどこにだっている。 信じてた友人に裏切られることもある。 当初の予定とはだいぶ狂ってくることもあるさ。 でもそれも含めて 楽しんじゃえれば 「勝ち」じゃね？ いろいろ苦労したとしても そういう風に生きれる人間が 最終的に本当の意味で 「勝ち組」なんだと私は思う。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2010.10.07 16:08:46
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