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ヨリエルは魔法使い♪

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2010.11.01
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カテゴリ:エッセイ
今日、共通の知り合いOさんから
ケンジ君が亡くなったというメールが来ました。



ケンジ君はけっこう年上だけど
君づけで呼ばせてもらってて
知り合って間もない頃から
タメ口で話してました。



まだ37歳という若さで
突然原因不明で召されてしまいました。
検視してみないと分からないそうです。


急に倒れたみたい。
それまでは元気にしてたらしいです。


4月くらいに会ったきりでした。



ケンジ君とは友達でした。
彼は素晴らしいギタリストだった。
ミュージシャン仲間というよりは友達だった。


何回か一緒に遊びで音を出したりしたことはあったけど
ライブをしたのは1回キリでした。
お互い誘われて参加したライブでした。
そこで初めて知り合った。



音楽性は違うけど
とてもギタリストとして尊敬してた。
彼よりも上手い人は沢山いると思うけど
魂で1音1音、奏でてるような、そんな人だった。
まさにブルースだった。
彼も私の歌は「心に響く」と言ってくれた。

だから互いに音楽性は違うけど
ずっとリスペクトしあってる友達でした。



ほとんど会うことなかったけど
半年に1回とかだったけど
一緒に色んなことを話しました。



高校の時、アメリカに留学してたケンジ君は
日本で生きるのがしんどそうでした。
でも仕事しながら
自分の好きな音楽を
いつも一生懸命やってました。


純粋な気持ちで、心で。



無名かもしれない。
有名ではないし
ほとんどの人が彼を知らない。



彼のプレイを見たって
響かないような人が沢山いるだろう。



けど彼はカッコよかったと思う。
素晴らしい生き方をしていたと思う。





私が大人になって生きて行くにつれて
いろいろなことに遭遇して
人の嫌な部分をたくさん見てしまって
色んなことがあって
何が原因とか明確には言えないけど
クリエイティブな
モチベーションが下がってしまって
大好きだった音楽も昔ほど好きじゃなくなってしまって
からっぽになって
迷って迷ってさまよって
どうしたらいいのか分らなくなって
生きがいを見出せなくなってしまったりしても
ケンジ君はいつも輝いてた。


ピュアさはお互い一緒なのに
ケンジ君は
良い意味でマイペースであり
周りの目を気にしない強い部分があったので
そのおかげもあって
音楽に対するモチベーションは
昔とまったく変わってなかった。



そんなケンジ君をみて
すごいなぁ、と改めて尊敬した。




今までやってたバンドをやめて
妥協しないメンバーで作った新しいバンドで
これから頑張って行くんだって矢先だったのに
亡くなってしまった…





ケンジ君が召されたのにはきっと理由がある。
そう思う。



彼が亡くなったという
メールをくれたのは
私は2回しか会ったことがなかった
ケンジ君の信頼するベーシストの人でした。



友達が亡くなるということは
私にとっても初めてのことです。


あまり実感がありません。



ケンジ君とは
ほとんど会ってなかったし
連絡もそこまで取り合う関係でもなかったけど
お互いに深いところで
分かり合えた人だったので
不思議な気持ちです。



人って簡単にいなくなってしまうんだな

亡くなってしまうんだな



そんな風に思いました。




いじめを苦に自殺してしまった
12歳の女の子のことをニュースでみました。


とても優しそうな子でした。



学校にずっとイジメのことを訴えていた両親は
やるせない気持ちだと思います。




ドンドン便利になっていく。

人と人をつなぐのはケータイだけだったりする。

それゆえ
誰かがどこかで亡くなっても知らない場合もあるだろう。



人と人との関係がどんどん希薄になっていく。
けど寂しさを埋めようと
みんな誰かを求める。


自己満足のためか?

本当に誰かを愛したことはあるのか?

本当に誰かを思うことはあるのか?



あまり深く物事を考えない。

めんどくさいのか?

そういう発想すらないのか?



わからない…
人々がわからない。


自分と同じようで違う。
違う星にまぎれこんだみたいだ。



けど
なんとなく生きてる自分がいる。



私は誰かを本当に愛したい。
そして愛されたい。



空しさを埋めようとしても
本当の関係じゃないなら
余計空しくなるだけだから…

私はそうだ。



そのことにようやく気づいた。



そう自分のことが分かってから
私はあまり人を求めなくなった。
人に期待しなくなった。




もちろんしてしまうこともある。
けど、すぐ軌道修正する。




これがいいのかどうなのか分らないけど
いつまでも深い絆を求めて
さまよって行くのかもしれないけど
それならそれでいいのかなって思う。



そういう意味で
私は自分にウソがつけない。



人の死に出くわした時
人生の意味や
人との出会いの意味を改めて考える機会を与えられる。





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Last updated  2010.11.02 16:52:03
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